「特許もあって将来的に伸びるんです!」
「水素はこれから研究開発が進む分野です!」

こんな話を聞かされたことはありませんか?

市販品でも水素を利用した製品があります。

体を老化させる原因の一つである「活性酸素」

活性酸素は細胞を傷つけます。
その結果、ガンなどの内臓疾患が発生すると言われています。

理科で習った「HO」
水素原子2つと酸素原子が1つ結びついて「水」になります。

水素を体内に取り込むことで活性酸素を水に変える。

アッチェは「水素の力」を謳って、サプリメントやスキンケア商品を製造し展開しています。

今回は、そんなアッチェについて迫ってみたいと思います。

アッチェについて

会社概要

社名 株式会社アッチェ
所在地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-16 虎ノ門1丁目MGビル10F
設立 2006年11月
資本金 5,000万円
役員 代表取締役会長 南部恵治
代表取締役社長 南部景樹
取締役     上田宗央
監査役     仙頭武宏
事業内容 健康補助食品および化粧品の研究、開発、製造、販売

特許の内容

「特許を持っているからすごいんです」

と言われたことがあるかもしれません。

しかし、特許は利用されなければ意味がありません。
取得しただけでは「宝の持ち腐れ」です。

というのも、特許は、特許を取るのが目的ではなく、特許を第三者に利用してもらい利用料を取れるからこそ意味があるのです。

アッチェの取得した特許を見てみると
「水素を利用する製造方法」
についてであることがわかります。

では、アッチェ以外に、水素を利用したサプリメントなどを製造している会社がいくつあるでしょうか。

アッチェの特許を利用してくれる会社があれば、特許を取った意味があります。

しかし、少なくともホームページには特許が利用されたことについて記載されていません。

もう一度申し上げます。

特許は取得しただけでは意味がありません。
利用されてこそ意味があります。

そのところを間違えないようにしましょう。

サービス

アッチェは、大手の「ベネフィットワン」と提携しています。

「アッチェベネフィット」

と名付けていますが、特別なものではありません。
ベネフィットワンは多くの企業と提携して利用されています。

多くのネットワークビジネスが、会員に対する福利厚生などない中では珍しいと言えるでしょう。

また、アッチェでは

「アッチェポイントサービス」

と銘打って、商品価格の10%をポイントに還元しています。

ただし、使えるのはアッチェ製品のみであり、他のポイントに変換したり、一般の製品やサービスに使えるわけではありません。

その点からすると、使い勝手の良いサービスとは言えません。

勧誘の実態

では、アッチェの会員がどのような勧誘活動を行っているのか。

実際にあった勧誘の事例をお話します。

事例1

五反田の駅近くにあるカフェで開催されたカフェ会に参加した時のこと。

参加者の中に、30代前半と思われる好青年が一人。

「今年になって独立しました」
「資産形成のアドバイスをしています」

と自己紹介があって、参加者との会話が始まります。

参加者が少なかったこともあり、ちょっと深い話に。
それぞれの将来について話していきます。

すると、その男性が
「自分は、収入の柱を作れたので独立できました」
と自分のことを話しました。

その後も将来について話をして盛り上がり、カフェ会の終わりぎわLINE交換をすることに。

「よかったら、資産形成の勉強会があるので参加しませんか?」
「私の父も事業をする上でアドバイスをもらっています」
「気軽に参加できるものですよ」

と、その青年からお誘いが。

一旦返事を保留して、その場はお開きに。

その青年の名前を聞いていたので、検索をかけてみるとFacebookがヒット。

Facebookを見てみると「水素」「アッチェ」の文字が。
セミナーや飲み会の写真がアップされています。

勉強会に誘われた時は、アッチェの「ア」の字も出てきませんでした。

もちろん、MLMであることも何ら知らされていませんでした。

「こんな勧誘方法をまだしているのか」
と、私はLINEをブロックしました。

コンプライアンス上、明らかに問題があるからです。

事例2

私が、とある交流会に参加したときのこと。

30代前半と思われる、ちょっと小太りでキレイ目なファッションに身を包んだ主催者の男性がいました。

その時は、残念ながら他に参加者はなく、私と主催者の2人だけで話をすることになりました。

仕事の話から始まり、話は経済的なことへ。
話をしていくと

「私は定期的に教えを受けている人がいる」
「その人は政財界にパイプのある凄い人」
「話を聞く機会は滅多にない」

と、「凄い人」とのつながりを強調し始めます。

その凄い人について話を聞いていると

「今度講演会があるので、話を聞いてみませんか?」

とお誘いが。
私が戸惑っていると

「大手企業の役員なども来るので、聞いておいたほうがいいですよ」
「○○さんという講師の方は、本当に顔が広いんです」

とあまりにも言うので

「わかりました。考えてみます」

と、答えてその交流会は終わりました。

講師の人の名前を聞いていたので、ネットで検索してみます。
これもまた、Facebookのページが見つかり、中を覗いてみることに。

すると、またもや「水素」「アッチェ」の文字が。

講演会をする会場も、アッチェの関係する事務所のようなところであることも判明しました。

「またこのパターンか・・・」

と、その人のLINEもブロックしました。

まとめ

ネットワークビジネスに関するセミナーなどに誘うとき
「会社名」
を明らかにすることは、法律で求められているルールです。

内容がビジネス自体に関係ない場合でも、主催するのがネットワークビジネスの関係者ならば、会社名は明らかにしなければなりません。

とはいえ、会社名を明らかにしてしまっては、一般の人はまず来てくれません。

それだけ口コミ集客ネットワークビジネスの悪評が広まっているということです。

こうした事例を繰り返すことで、さらに悪評が広まってしまいます。

そういう意味で口コミ集客は限界を迎えていると言えるでしょう。

ビジネスについて

アッチェでビジネスをすると、どのくらい収入に結びつきやすいのか知りたいところでしょう。

その基本はやはり「報酬プラン」です。

細かいボーナスは置いておいて、報酬の計算方法としてどのようなプランが採用されているのかで、収入も異なってくるからです。

報酬プランは?

アッチェでは「バイナリー」が採用されています。

近年設立された会社の多くは、バイナリーを採用しています。

それだけポピュラーになってきたバイナリーですが、その長所と短所をしっかり理解した上で、ビジネスを始めることが重要です。

でなければ
「労多くして功少なし」
ということになってしまいます。

長所

バイナリーの長所
1つ目は「2人だけの直紹介」です。

バイナリーは、左右2系列だけで済みます。

多くの報酬プランは何系統でも広げられます。
また、一定の系統数を必要とするプランもあります。

しかし、バイナリーは2系列のみです。

「あなたは2人だけ紹介を出せばいいんです」

とアッチェの会員が言うのには、こうした理由があります。

あるネットワークビジネス専門誌が調査したところ、登録者が平均して紹介を出せる人数は「2.89人」という結果が出ました。

つまり、3人は出せません。

ならば、2人の直紹介だけで済むように考えられたのがバイナリーです。

バイナリーの長所
2つ目は「スピルオーバー」です。

「『スピルオーバー』って何?」

と、あなたは思われたことでしょう。

「あなたが紹介を出せなくても、私が紹介してあなたの下につけてあげます!」

と言われたことはありませんか?

スピルオーバーとは
「あなたの上位者(アップライン)が紹介した人を、下位者(ダウンライン)の紹介者として扱うこと」
を言います。

このスピルオーバーは、バイナリーの肝とも言えます。

なぜなら、このスピルオーバーがあるから
「あなたは2人だけ紹介を出せばいい」
という話が成り立つからです。

ネットワークビジネスで紹介者を出せるようになるためには、どうしても時間がかかります。

それがビジネス初心者であればなおさらです。

だから、その欠点をスピルオーバーで補う。

ダウンさんが成長するまでの補完として、機能すれば素晴らしいシステムです。

ただ、素晴らしいと思われるバイナリーにも、当然に短所はあります。

短所

バイナリーの短所
1つ目は「収入になりにくい」こと

「えっ、上が紹介を出してくれるんだから、収入になりやすいんじゃないんですか?」

と、あなたは思われるかもしれません。

バイナリーは左右2系列のみです。
ここにカラクリがあります。

バイナリーは、左右いずれか「小さい方」のグループに基づいて報酬が計算されます。

「レベルマッチ」

などと呼ばれるシステムです。

バイナリーは、左右同じように大きくなりません。
どうしても差が出てしまいます。

その差が小さければ良いのですが、大抵の場合は片方ばかり大きくなりすぎてしまい、もう片方のグループが大きくなりません。

ですから、その差がある分だけ無駄になり、非常に効率の悪い報酬プランになってしまうのです。

別名「組織の片伸び」とも言われます。

2つ目の短所は
「ダウンが育たない」こと

バイナリーの最大の長所である「スピルオーバー」
先ほどご紹介しました。

一見素晴らしいシステムのように思えます。
しかし、現実はそう甘くありません。

「私が努力しなくても、アップが下につけてくれるから大丈夫」

と多くのダウンさんは勘違いをしてしまいます。

本来のネットワークビジネスは、ダウンとなった人が成長して次のリーダーとなることでグループを大きくしていくものです。

グループを大きくするために試行錯誤する
その過程が人を育てます。

被害者を出さないように
法律を破らないように
相手に不快感を持たれないように

そうした工夫を考えるからこそ、リーダーとして成長します。

しかし、スピルオーバーがあると、頼ってしまうようにになります。

バイナリーの最大の長所とも言えるスピルオーバーが、かえってグループの成長を、ダウンさんの成長を妨げてしまう最大の要因となっている。

本当に皮肉な話です。

3つ目の短所は
「グループの繋がりが弱い」
ということです。

スピルオーバーで自分のグループに入った人は、アップラインとは繋がりがあっても、自分とは何に繋がりもありません。

赤の他人です。

相手からしたら
「私はAさんの紹介で入ったはずなのに、なぜこの人がアップラインなの?」
と疑問を持つはずです。

当然に、会話も他人行儀になります。

それで仲良くなれればいいのですが、接点が少ないグループだと関係性を構築していくのが難しくなります。

アップラインも紹介者を下につけるために、必死になって行動しています。

とても、一人一人に構っている暇はありません。

そのため、たとえアップラインがスピルオーバーをしてくれたとしても、グループ自体のつながりが弱いままです。

今日5人登録したとしても、明日には4人が辞めているという状況になります。

これではグループが大きくなるわけがありません。

まとめ

このように、バイナリーには長所もありますが、当然ながら欠点もあります。

アッチェのビジネスに限りませんが、ネットワークビジネスでは報酬プランの長所・短所を理解した上で始めることは重要です。

あなたが初心者であるならば、尚更のことです。

結論

これまで、アッチェについてご紹介してきました。

水素の力が本当に活かされた製品なのか
初心者でも稼げるビジネス・報酬プランなのか

あなた自身で十分検討してください。

一番してはいけないのは
「イメージ」
で決めてしまうことです。

分からないことがあったら、どんなに些細なことであっても会員さんに質問しましょう。

質問して納得できる答えが返ってきたら、アッチェのビジネスに参加することもいいでしょう。

最後は、あなた自身で判断してください。