MLMの真実

アリックス買収の衝撃|成長著しいMLM企業に一体何があったのか?

「アリックス」

近年、20代を中心に会員を増やしていたネットワークビジネス企業です。

トップ企業に引けを取らない豊富なラインナップ

会員に対する福利厚生

今までにない報酬プラン

これからMLM業界でトップを狙おうとする勢いがありました。

しかし、2020年7月23日にこんな記事が出されます。

ニューエイジ・ビバレッジコーポレーション/アリックスを買収へ/モリンダ、アリックス、ゼンノアが系列企業に

モリンダジャパン(本社東京都)の親会社であるニューエイジ・ビバレッジコーポレーション(以下ニューエイジ、本社米国コロラド州)は7月20日、ARIIX(アリックス、本社米国ユタ州)を買収し、ゼンノア(本社米国ユタ州)などネットワークビジネス(NB)企業5社を経営統合すると発表した。日本では今後も、3社は独立して事業を展開する予定で、製品および報酬プランの変更はない。(以降の記事は省略)

※日本流通産業新聞WEB版より引用

「アリックスが買収」

「モリンダ、ゼンノアと同じ系列に」

「ニューエイジ・ビバレッジコーポレーション傘下に」

アリックスに一体何が起こったのでしょうか?

ニューエイジ社とは?

「ニューエイジ・ビバレッジコーポレーション」

(以下「ニューエイジ」といいます)

あまり聞いたことのない会社かもしれません。

しかし、調べてみると意外なことが分かります。

もとは昆布茶

ニューエイジは、会社設立当初は

「Bucha Inc.」

という社名でした。

「Bucha」という言葉から想像しにくいかもしれませんが、日本人に馴染み深い

「昆布茶」

の成分を抽出したドリンクを販売していました。

しかも、オーガニック認証を受けた昆布茶を使用するというものでした。

その後、Xing Tea、Aspen Pure、およびColorado(配給会社)を買収して、社名を変更します。

2016年6月のことです。

そして、アメリカ国内だけでなく世界へ健康飲料を提供するための販売網を形成していきます。

主要飲料ブランドは3つ。

「Bucha Live Kombucha」

オーガニック認証を受けた有機栽培の昆布茶を使用した健康ドリンクで、約16オンス(約450cc)のボトルで提供されます。

「XingTea」

約13種類のフレーバーがあり、その1つ「XINGjuice」は砂糖と本物のフルーツジュースで作られた天然ジュース飲料、「XingEnergy」は天然風味のサトウキビを使用したドリンクです。

「Aspen Pure」

ボトル入り飲料であり、約24オンス(約680cc)、500cc及び1Lのボトルで販売されています。

ニューエイジは、現在、アメリカ国内の46の州と海外10か国以上の国に販売網を持っています。

あのミネラルウォーターも

皆さんが、スーパーやコンビニで一度は目にしたことのあるミネラルウォーター

「エビアン(Evian)」

「ヴォルビック(Volvic))

も、実はニューエイジが販売している商品の1つです。

知らなかったですよね?

では、なぜニューエイジが販売しているのか。

もともと、エビアンやヴォルビックの販売権を持っていたのは

「Brands Within Reach、LLC」

(以下「BWR」といいます)

という会社でした。

2019年6月、ニューエイジがBWRを買収したことによって、販売権も譲渡されることになります。

エビアンやヴォルビックは、日本だけではなく世界的にも有名なミネラルウォーターです。

その販売権を手に入れたことで、ニューエイジは成長していきます。

6社のMLMを傘下に

ニューエイジは、健康飲料を世界的に展開しています。

ですが、近年はMLMの買収に力を入れていました。

日本でも多くの会員を擁し、売上高でも常に上位に入っていたあの企業から買収劇は始まります。

モリンダが傘下に

ニューエイジは、2018年12月にモリンダを買収します。

モリンダと言えばノニ

ノニと言えばモリンダ

というくらい、ノニジュースを取り扱うMLMとして浸透しているモリンダ。

「モリンダってどんな会社?」

と、モリンダのことをあまりご存じないなら、次の記事をご覧ください。

詳細記事モリンダの評判が気になるなら報酬プランを理解しよう

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そのモリンダが買収されました。

日本流通産業新聞WEB版、2018年12月6日の記事です。

ニュー・エイジ・ビバレッジ/NB大手モリンダを買収/社名や製品、報酬プランは変更せず

米国の健康飲料メーカーで、ナスダック上場のニュー・エイジ・ビバレッジ(本社コロラド州デンバー、ブレント・ウィリスCEO)は、ネットワークビジネス大手のモリンダジャパン(本社東京都、黄木信社長)の親会社であるモリンダホールディングスインク(本社ユタ州、ケアリー・エイシーCEO)を買収する契約を締結した。買収額は8500万ドル(約96億円)。契約は12月中に履行される予定だ。(以降の内容は省略)

買収と言っても、ニューエイジを持株会社、モリンダはグループ会社となったので、会社自体はそのままです。

モリンダは社名として残りましたが、ブランド名は

「ノニ・バイ・ニューエイジ」

(Noni By NewAge)

へと変更されました。

ゼンノアも傘下に

2020年7月21日、ゼンノアも合併に際してメッセージを出しました。

ニューエイジ・ビバレッジコーポレーションとの合併のご報告

ZENNOA, LLC (以下、ZENNOA)は、スーパーフードの恵みを世界中の家庭に届け、より善い世界を創るというミッション実現への歩みを速めるため、共通するミッションを掲げるNASDAQ上場企業ニューエイジ・ビバレッジコーポレーション (以下、ニューエイジ)のグループ企業となることを謹んでご報告いたします。(以下の内容は省略)

ゼンノアについては、次の記事をご覧ください。

ゼンノアは、ミトコンドリアとその理論を中心にサプリメントや健康食品を提供しています。

詳細記事ネットワークビジネス主催企業一覧(50音順:「す〜そ」)

目次 株式会社スターライズジャパンホールディングスリミテッドスターライズを知るビジネスについてまとめスターリジャパン株式会社スターリを知るビジネスについて株式会社スリーピーススリーピースを知るビジネス ...

続きを見る

記事では、他のMLM企業一緒にご紹介しています。

一番最後がゼンノアです。

ゼンノアは合併報告のキャッチフレーズとして

「2020年夏、6社がグループに」

と打ち出して、この合併がいかに素晴らしいことなのかを強調しています。

そしてアリックスも

2020年7月22日、アリックスも合併に際してメッセージを出しています。

ニューエイジはARIIXおよびeコマース/直販企業計4社との統合を合意

2020年7月20日(月)コロラド州デンバー発:コロラド州、デンバーシティーを拠点にオムニチャンネルによる事業を展開する健康およびオーガニック製品企業、ニュー・エイジ・ビバレッジ・コーポレーション (NewAge Beverages Corporation(Nasdaq: NBEV))は、本日、ARIIXと直販企業4社との統合に関する最終合意を締結したことを発表しました。これにより世界80カ国にまたがる収益5億ドルを超えるグローバル企業が誕生します。(以降の内容は省略)

アリックスも、経営統合することで世界規模のグローバル企業が誕生することのメリットを訴えています。

アリックスは、ローカル企業を買収することで製品開発力と会員を獲得し急成長してきました。

その過程については、次の記事をご覧ください。

詳細記事アリックス(ARIIX)の報酬プランの仕組みを徹底解剖!

アリックスの人に会ったけど、ビジネスのこと良く分からなくて収入を得られるのか不安だな。 と、あなたも思っていませんか? そんなあなたのために、アリックスの 「報酬プラン」 について徹底解剖して、ビジネ ...

続きを見る

世界での展開に向けて、独自の報酬プランや会員への福利厚生を打ち出し、会員獲得をしていきます。

日本でも、その成果は十分出していたはずです。

しかし、そのアリックスでさえニューエイジの傘下に入るという選択をしなければならなかった。

なぜなのでしょうか?

経営統合の背景は?

モリンダやゼンノア、そしてアリックスも

「経営統合」

という言葉を使っていますが、実質的には

「企業買収」

です。

モリンダやゼンノア、そしてアリックスがニューエイジの傘下に入るという選択をしなければならなかった背景には何があるのでしょうか。

その点を、検証していきます。

最大の原因はコロナ禍

やはり最大の原因は

「新型コロナウイルスによる新規会員獲得困難」

にあるでしょう。

新型コロナウイルスに関係なく、新規会員が増えている会社はごく一部でした。

新型コロナウイルスの感染拡大により、状況はさらに悪化します。

ネットワークビジネスでは、セミナー開催が新規獲得の肝でした。

数百人、数千人と入る会場で、芸能人のイベントさながらに演出をして

「この会社がどれだけ素晴らしいのか」

「扱う製品がどれだけ品質が良いのか」

「成功者を数多く排出している」

会員が同伴してきた見込み客へ印象づけ、新規登録に結びつけていたからです。

ところが、国や自治体からの要請で、大規模なイベントが軒並み中止されます。

ネットワークビジネスも例外ではありません。

小規模なミーティングでさえ、開催することが難しくなりました。

そのため、多くのネットワークビジネスはオンラインセミナーへ移行します。

ただ、オンラインセミナーでは

「数百人、数千人規模のイベントが不可能」

「演出ができない」

「参加者を巻き込めない」

など、これまでの手法が一切通じなくなりました。

当然、新規登録に至る人数も減ってしまいます。

ネットワークビジネスでは、一般への小売をしないので、新規会員の獲得が業績向上には不可欠です。

それが難しいとなると、必然的に経営も苦しくなっていきます。

アリックスは、報酬プランを変更して既存の会員にモチベーションをもたせ、売上を伸ばそうとしました。

しかし、コロナ禍の状況では、会員の単価を上げることが難しかったのでしょう。

ニューエイジの戦略

ニューエイジは既に世界的にも有名な

「エビアン」

「ヴォルビック」

というミネラルウォーターを販売しています。

ただ、今後、コロナ禍で世界経済が大きく停滞することは避けられません。

販売網を広げるために、各国で広告宣伝費を使いマーケティングをすること自体が経営を圧迫しリスクに繋がりかねません。

であれば、すでに数千人、数万人の会員を持ち、主要国で展開している

「ネットワークビジネス」

を傘下に取り込むほうが、リスクを大きく減らすことができます。

傘下のネットワークビジネスへ自社の製品を提供する

あるいは、共同で開発した製品を販売する

いずれもしても、既にある販売網を活かせるのですから、非常に効率よく販売できます。

もっと言えば、ネットワークビジネスが独自に持っていた技術を自社の製品に活かし

「自社の製品の差別化」

を進めることができます。

アリックスも、ローカル企業を買収することで、その技術力や製品を自社のものとして取り込んできました。

同じことなのです。

口コミMLMは岐路に

成長著しい企業であったはずのアリックスが買収された。

これは、何を意味するのでしょうか。

もうお分かりかもしれません。

そうです。

「口コミMLMの終焉」

を意味するのではないでしょうか。

日本では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて

「緊急事態宣言」

が初めて発令され、それに伴い

「外出自粛」

「営業自粛」

が要請され、人々は家にこもる生活を強いられました。

すると、利用が急激に増えたのは

「インターネット」

です。

プライベート・ビジネスに関係なく、インターネットを利用した活動や試みが各地で行われるようになります。

先ほどお伝えしたとおり、ネットワークビジネスでも

「オンラインセミナー」

へと切り替わっていきました。

ただ、個々の会員はそうもいきません。

SNSで活動するにしても、SNSはそうしたネットワーカーで溢れています。

新規会員を獲得するのは非常に難しいことです。

そうです。

口コミで集客をしているネットワークビジネスは、今後

「存亡の岐路」

に立たされると言っても過言ではありません。

今後どうなる?

ノニジュースで有名だったモリンダがブランド名を

「ノニ・バイ・ニューエイジ」

と改めました。

ノニジュースと言えばモリンダ

モリンダと言えばノニジュース

というほどモリンダの名前が浸透していたのに、ブランド名を変更します。

モリンダの名前は聞いたことがあっても、多くの人は

「ノニ・バイ・ニューエイジって何?」

と、同じブランドであるとは気づきません。

「合併してから1年半も経っているから違うんじゃないの?」

と、ネットワークビジネスに詳しいあなたは思うかもしれません。

しかし、人の認識はそう簡単に改まるものではありません。

芸能人が改名しても

「元〇〇」

と呼ばれることが多いのは、新しい名前と〇〇が同じ人だと認識できない人が多いからです。

ニューエイジ傘下に入ったばかりのゼンノアやアリックスは、当面現状のままでしょう。

しかし、近い将来、

「名称を変更する」

「ニューエイジ発信の製品が投入される」

ことは十分予想できます。

アリックスがいつまで独自性を維持できるのか注目していきましょう。

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