インターネットを利用したビジネスのことを一般的に「ネットビジネス」と言います。

その代表的なものがアフィリエイトです。

10年ほど前まではアフィリエイトがネットビジネスの主流でした。

「スーパーアフィリエイター」

という言葉もできるほど、かつては多くの人が副業として始めて大きく稼いでいました。

アフィリエイトをご存じないあなたのために少しだけ解説します。

アフィリエイトとは、もともと「提携する」という意味です。

提携会社が出す広告を、あなたのブログやサイトにアフィリエイトリンクとして貼ります。

あなたのブログやサイトを訪れた人が、リンクを踏むあるいはリンク先で物やサービスを利用した際に、広告料として一定金額があなたに支払われる仕組みです。

量産ができなくなった

では、スーパーアフィリエイターと言われた人たちがどのように稼いだのか。

端的に言えば「量産」です。

ページの細部や文章の一部を変えただけのサイトを量産する。

しかも、数百、数千というサイトの数を作ります。

完全に「作業」です。

それだけの数のサイトを作れば、誰かが見てくれるようになります。

1つのサイトのパワーは小さくても、集まれば威力を発揮します。

「塵も積もれば山となる」

の典型かもしれません。

量産=スパム

アフィリエイトはあくまでも「広告」です。

広告する商品には「旬」があります。

季節
話題性
定番

様々な商品があります。

ですから、どの商品が注目されているのか常にアンテナを立てておかなければなりません。

すると、当然ながら数百という数では追いつかないことになります。

一つの商品で少なくとも数十のサイトを作らなければなりません。

そうなると、組織的にサイトを作らなければなりません。

しかし、そんなサイトばかりが目につくようになると一般ユーザーはどう思うか。

「こんなサイトばかりでうざい」

と思うのが当然です。

その声は、当然にGoogleなどの検索エンジンに報告されます。

すると、Googleは対策として量産されたサイトを解析して割り出し、検索順位を下げるようにアルゴリズムを変更します。

もう稼げない

「アフィリエイトはまだ稼げる」

ということを言う方がいます。

それは嘘ではありません。

嘘ではありませんが、かつてのスーパーアフィリエイターと言われる人たちはもう出てきません。

Googleがそれを許しません。

Googleが現在重要視しているのは「顧客エクスペリエンス」通称「CX」です。

検索するのは、何らかの目的があり得たい情報があって検索するはずです。

ですから、得たい情報を提供しているサイトに、いち早く出会えることが重要になります。

また、得たい情報だけでなく、更に良い情報を提供しているサイトに出会えれば、検索した人にとってこれほど時間の短縮になることはありません。

そうした質の高い情報を提供するサイトを、上位表示させるようになっています。

質の高い情報を提供するサイトには、必然的に多くの人が訪れるからです。

すなわち、サイトの量産自体が難しくなっているのです。

「数で稼ぐ」という時代は終わりました。

アフィリエイトは飽和状態

「誰でも参加できるネットビジネス」

として話題になったアフィリエイト。

一時期は、1ヶ月に数百万を稼ぐスーパーアフィリエイターなども登場し、誰でも稼ぐことができるように思われていました。

しかし、上に述べたとおり、Googleの対策もあって量産されたサイトは上位表示がされなくなりました。

これだけでも稼げる要素はかなり減ってしまいました。

では、スーパーアフィリエイターと言われている人たちはどうしているのか。

「まだアフィリエイトは稼げます」

と謳って、稼ぎ方のノウハウを売って稼いでいます。

時には、数十万円もするセミナーや情報商材として。

あるときは、月額の定額制オンラインサロンとして。

アフィリエイト自体ではもう稼ぐことができないので、ノウハウを売る「講師」として稼いでいます。

「そんな物買う人がいるの?」

と、あなたは思うかもしれませんが、知らない人は買ってしまうのです。

「情報弱者」と言われてしまう所以がここにあります。

そうした初心者が今も増えています。

ですから、ネット上にはそうした「量産サイト」が多く存在しています。

すでに「飽和状態」なのです。

お小遣い程度も稼げない

こちらのグラフを見てください。

グラフは2017年のものですが、このグラフからわかることは何でしょうか?

端的に言えば

「3年以上の経験者が70%を越える一方、1万円も稼げない人が80%を超えている」

ということです。

言い換えれば

「3年以上継続しても、1万円も稼げない人が大部分」

ということです。

10万円以上稼いでいる人に至っては、全体の2.3%にすぎません。

これでは、副業として成り立つとは到底言えません。

本業の給与以外に収入を得る道として、副業をするわけですが、副業をするのにはもう一つ意味があります。

それは

「本業の収入を超える収入を得られるようにして、万が一の時も収入が得られるようにしておく」

ということです。

これからの時代、今日は何事もなく過ごせても、明日に何が起こるかは誰もわかりません。

事故に遭って働けなくなってしまうかもしれません。

病気になって入院することになるかもしれません。

そうした緊急事態になった時のために、備えておく必要があります。

副業をするとは、そういった意味もあります。

となると、アフィリエイトは副業にふさわしくないということになります。

ネットワークビジネスとは

アフィリエイトとネットワークビジネスも

「紹介する」

という意味では同じですが、その手法が全く違います。

アフィリエイトはネットオンリーですが、ネットワークビジネスは基本的には「口コミ」です。

人とのつながりの中で、商品やサービスの良さを伝えていくことで、利用者を増やしていくのがネットワークビジネスです。

人を介して商品やサービスが利用される、その流通形態が非常に特徴的です。

その流通網をどれだけ拡大できたかにより、参加者に対する報酬も異なるので

「ビジネスをした分だけ報酬がもらえる」

というシンプルなシステムになっています。

両者の違いを知る

ネットビジネスとネットワークビジネス

一見、似ているような言葉ですが、内容は全く違います。

ネットビジネスの代表であるアフィリエイトを例にとって、その違いを見てみましょう。

違いは何?

アフィリエイトは、広告をクリックしてもらう、あるいは、広告をクリックした先のサイトで商品やサービスを購入してもらうことで報酬が発生します。

アフィリエイトは、1回限りの報酬の積み重ねと言えます。

ですから、サイトを量産してインターネットを利用する人の目に触れる機会を多くしなければなりません。

これに対して、ネットワークビジネスは大きく異なります。

ネットワークビジネスでは、流通量(参加者の購入した金額)に応じて報酬が計算されて分配されるシステムです。

ですから、いくら参加者を増やしても、その人が少ししか買わず愛用者になってくれなかったら、流通量は増えないままです。

反対に、人数は多いとは言えなくても、愛用者になって多くの商品やサービスを利用してくれれば、それだけ多くの報酬に結びつくことになります。

ネットワークビジネスは、一定の流通量があれば報酬が発生するのです。

これを指して「権利的収入」と呼ぶ人もいます。

なぜ嫌われるのか

ネットワークビジネスというと

「えっ、どうしてネットワークビジネスなんですか?」

と、思う人のほうが多いでしょう。

あなたもそうではありませんか?

一般的にネットワークビジネスは倦厭されます。

「詐欺まがい」

「宗教っぽい」

そんなイメージや悪評が広がっているからです。

ネットで検索すればすぐに見つかります。

でも、それは本当でしょうか?

確かに、一部のネットワーカーが強引な勧誘活動をしてしまい、被害者を出し、行政処分にまでなることもあります。

しかし、それはネットワークビジネスのほんの一部分でしかありません。

こうした事実とは異なるイメージや悪評が広まってしまうのは、ネットワークビジネスの多くが

「口コミ」

で集客しているからです。

本来であれば、相手がネットワークビジネスに興味があるのか確かめた上で、お誘いすべきです。

ところが、お金を稼ぐことしか考えていない一部のネットワーカーは

「給料の他に収入源があったらいいですよね」

という話に、相手がうなづいたことで

「ネットワークビジネスに興味がある」

と勘違いしてしまい、ネットワークビジネスと伝えないままセミナーや勉強会に誘います。

当然、セミナー当日になってネットワークビジネスだと知った相手は

「そんなこと聞いてないよ!」

「騙して人を連れてくるなんて!」

と怒り心頭になります。

こうしてネットワークビジネスに対する悪評が広まってしまうのです。

イメージで判断しない

「ネットワークビジネスって怪しいからアフィリエイトがいいかな」

とイメージだけで考えないでください。

アフィリエイトにも、ネットワークビジネスにも、それぞれ特徴があります。

それをしっかりと考えた上で、選ぶことが重要になります。

MLMもネット集客へ

ネットワークビジネスというと

「口コミ」

というイメージが強いのは事実です。

しかし、そのイメージも崩れています。

ネット利用が当たり前

インターネットが利用されるようになって25年以上が経過しました。

今では1人1台スマホを持ち、歩きながらスマホを見ている人も多く見かけるようになっています。

それほどインターネットが生活に浸透しました。

一方、ネットワークビジネスは今だに

「口コミ」

で新規さんを勧誘し続けています。

新型コロナウイルスの影響で、オンラインセミナーも行われるようになりました。

しかし、それでは会員さんは増えません。

なぜなら、大規模なセミナーを開催して

「うちの会社にはこれだけ人がいる」

という「数の威力」を使えないからです。

また、オンラインセミナーについてはどの会社も素人です。

「雰囲気」で人を巻き込むことができないため、四苦八苦しています。

ネットを利用した集客では後手に回っています。

ということは、ネット集客を上手に実践できている会社はほとんどないということです。

これがどういうことを意味するか、お分かりになりますか?

経験があっても・・・

「私は、アフィリエイトなどネットビジネスの経験があるので、ネット集客には強いんです!」

と、ネットワークビジネスに参加される方がいます。

ネットビジネスをしていたことは、インターネットを利用する人の特性を知っているという面では有利なことかもしれません。

ところが、アフィリエイトとネットワークビジネスには決定的な違いがあります。

それは何だと思いますか?

なかなか思いつかないかもしれません。

それは
「ネットで直接リクルートすることは禁止されている」
ということです。

どういうことか詳しくお話していきます。

アフィリエイトは、商品に関するサイトを作って
「この商品は素晴らしい」
と宣伝をして買ってもらうから収入になります。

一方、ネットワークビジネスの場合は
「新規登録者(ビジネスをする人)を集める」
ことが収入に繋がります。

物ではなく「人」です。

しかも、ネット上で直接、特定の会社でネットワークビジネスをする人(ディストリビューターのことです)を募集することは法律で禁止されています。

「うちの会社は儲かるので、うちの会社でネットワークビジネスをしませんか?」

とネット上でディストリビューターを募集することができません。

ここが、商品を宣伝することとの大きな違いです。

確かに、アフィリエイターは商品を宣伝することについてはスキルを持っているかもしれません。

しかし、直接リクルートできないオンライン上で、どのようにネットワークビジネスに興味を持ってもらうのか、そのための表現方法を知りません。

さらに、口コミ集客をする際に、ネットワークビジネスに興味がない人、ネットワークビジネスに反感を覚えている人にまでリクルートをしてしまいました。

そのため、世間一般ではネットワークビジネスについて悪いイメージが付いています。

いくらネット集客だと言っても、単純に

「ネット集客だから違うんです」

といっても、すぐに興味を持ってくれる人が増えるわけではありません。

ネットワークビジネスの本質をしっかり理解した上で、リスクなく、普通の人である自分でも何かしなければならないと思っている人に伝えなければなりません。

その点に気づけるかどうかで成果は違ってきます。

まとめ

アフィリエイトは飽和状態であり、Googleの監視の目もあることから、新規参入者がサイトを量産して稼ぐことは難しいのが現状です。

一方、ネットワークビジネスは、愛用者を着実に増やすことで報酬を増やしていく、継続的な権利的収入を得ることのできるビジネスモデルでもあります。

ただし、口コミでの集客は限界を迎えています。

多くのネットワーカーが法律を無視したリアルでの勧誘方法を繰り返したことで、ネットワークビジネス自体への信用が失われているともいえます。

「嘘をつかない」

「興味のある人だけに参加してもらえる」

ということで、インターネット集客ネットワークビジネスを始める人が増えています。

この流れは、今後少しずつ拡大していくでしょう。