常識を疑え

ニュースの見方|トランプ大統領の扱いに見るメディアリテラシーの重要性

「暴言が多く差別主義者で品性が感じられない」

もしかしたら、あなたは、第45代アメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプ氏に対して、こんな印象を持っていませんか?

きっと、あなただけではないはずです。

でも、それってテレビのニュースや新聞・雑誌の記事を読んだからではありませんか?

日常生活で私たちは

「今日は朝番組の最後にある占いがよくなかったから気をつけよう」

「テレビで美味しいお店を紹介していたから行ってみよう」

など、スマートフォンが普及してインターネットが当たり前にある時代でも、テレビや新聞・雑誌の情報を主な情報源としています。

インターネット上にある情報も玉石混交であることも事実です。

しかし、だからといって、テレビや新聞・雑誌から与えられる情報に頼ってしまうことも避けなければなりません。

その理由を紐解いていきます。

国民の大多数はB層

「『B層』って何ですか?」

と、あなたは思われたことでしょう。

B層とは、もともと2005(平成17)年当時小泉純一郎内閣で推進された郵政民営化改革について、国民の支持層を分析する時に使われた言葉です。

B層とは「情報弱者」

B層という言葉の意味は

「マスコミ報道に流されやすく、知的レベルが比較的低く、具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する」層

とされていました。

選挙の結果はどうだったのか?

郵便局は4つに分社化して民営化されました。郵政民営化の功罪は多々あることも知られています。

ただ、国民の多くが郵政民営化を支持したことは紛れもない事実です。

現在では、転じて、B層とは

「マスメディアの報道・情報に影響されやすく、イメージだけで物事を判断する情報弱者」

という意味で使われています。

それは、インターネットが普及しスマートフォンが情報取得の中心になっても変わることはありません。

「イメージだけで物事を判断する」ということは、情報の出し方によって、世論をコントロールすることも可能だということです。

「個人のつく嘘はすぐバレる」

「国家のつく嘘は決してバレない」

という言葉があります。

個人がつく嘘は、すぐに矛盾が露呈します。

「行ってないはずが行っていた」

「いるはずがいなかった」

「こんなところでお金を支払っていた」

言葉では嘘を並べ立てても、行動が全て示しています。

個人では気づかない矛盾が多々あります。

私達は、それに気づかずに嘘を付くから、後になって困るのです。

しかし、国家が嘘をつくとはどういうことか。

国家というのは、大統領や首相など最高権力者だけでは何もできません。

その下に、何千、何万という人がいる「役所」という組織があるからこそ物事が動きます。

国家が嘘をつくときは、組織ぐるみで口裏を合わせます。

国民に分かるわけがありません。

与えられる情報でしか判断できない「情報弱者」の国民は、その真偽を判断する術を持ちません。

マスメディアは信頼できない

昨日まで「素晴らしい人物」とされていた人が、一夜にして「犯罪者」扱いされることはよくあることです。

少し考えてみれば分かります。

テレビも新聞・雑誌も、インターネットの記事も、すべて「編集」という作業を経ています。

マスメディアは、都合のいいように、世間が注目するように、情報をコントロールします。

私たちが目にしている情報のすべては、大なり小なり「バイアス(偏り)」のかかっている情報です。

好感度ランキング上位だった芸能人が、ある事件をきっかけに正反対のことを書かれる。

世の中の批判にさらされる。

そんなことは枚挙に暇がありません。

国民も昨日までは

「あの人って、とてもいい演技するよね」

「あの人の食レポ、本当に美味しそうに見えるよね」

と言っていたのが、報道が出た瞬間

「え〜っ、そんな人だったの信じられない!」

と、手のひらを返したように批判し始めます。

自分で情報の真偽を確かめもせずに。

情報にはすべて「編集」という作業が入っています。

その意味を理解していなければ、いつまで経っても情報弱者の「B層」のままです。

まだあなたは、マスメディアの情報を信じますか?

政治は権謀術数の応酬

さて、トランプ大統領の話しに戻ります。

彼は、アメリカでは不動産王と呼ばれ、誰もが知る億万長者です。

政治の世界に飛び込む必要などないはずです。

政治の世界は「謀(はかりごと)多きは勝ち、少なきは負ける」という修羅の道です。

もちろん、法律に違反することはできません。

ただし、表舞台には決して出すことのできない水面下での駆け引きは常に行われています。

その駆け引きは、ビジネスの世界とは様相の異なる、人間としての本質が問われるものです。

それが分かっていながら、彼が、なぜ政治の世界に飛び込まざるを得なかったのか?

表舞台に立っている政治家は、単なる「役者」でしかないことに気づいたからです。

私たちは政治の世界を大きく誤解しています。

政治の世界の実像を知りながら、政治家に

「聖人君子」

であることを求めます。お金、人脈、政治活動、その全てが真っ白であることを望みます。

なぜなら、日本や世界で流れている映画やドラマが「勧善懲悪」「パッピーエンド」のストーリーばかりだからです。

「世界を動かす人は完璧な人である」

というイメージを刷り込まれているので、無意識に現実でも求めてしまいます。

「政治の世界は権謀術数ばかりである」

という現実を受け止めることができません。

トランプ大統領に限らず、多くの政治家に関する報道について、自身で裏を取ることができないにもかかわらず、容易に「真実」であると思いこんでしまいます。

リテラシーある人が情報を得る

これからの時代は、メディアリテラシーを備えている人が本当に知るべき情報を得ていく時代です。

マスメディアの情報の使い方も変わります。

マスメディアは世論を誘導したい人たちによって運営されています。

彼らがどのように世論を誘導したいのかを見極めるために、マスメディアの報道を読むべきです。

マスメディアから流れる情報の意図を見抜き、その意図を利用して自らの進むべき道を進んでいく。

リテラシーの力は一朝一夕には身につきません。

複数の情報の整合性を取るだけの時間と、根気が必要になります。

インターネットに流れている情報は玉石混交です。

しかし、その玉石混交の情報から、光る一本の糸を見抜き繋ぎ合わせることで真実が見えてきます。

あなたは真実を取りに行きますか?

それとも

情報を鵜呑みにして自分の人生を預けてしまいますか?

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