「1人1台スマホを持つ時代です」
「格安SIMに変えていない人が90%以上です」
「大きな市場が広がっています」

あなたもこう誘われませんでしたか?

格安SIMを売りにするネットワークビジネスは、国内の会社ではペンギンモバイルしかありませんでした。
しかし、2019年になってクジラサービスが新たに始まりました。

ペンギンモバイルは格安SIMのみ。
クジラサービスは、格安SIMだけではなくWifiも扱っています。

確かに、スマホを2台持つ人も珍しくなくなりました。
カフェに行けば、wifiでノートPCを使っている人もよく見かけます。
それだけ生活に浸透したということです。

ただ、スマホやWifiが手軽になったのと、ネットワークビジネスとして成功できるかは話が別です。

ペンギンモバイルもクジラサービスも知名度はありません。
ネットワークビジネスをしている人なら、ある程度は知っている程度です。

外資系のネットワークビジネスで、格安SIMを扱っているのはACNジャパンくらいです。

格安SIMのネットワークビジネスで成功できるのか、検証してみたいと思います。

会社概要

まずは、ペンギンモバイルとクジラサービス、両者を運営している会社についてお伝えします。

ペンギンモバイル

事業所名 一般社団法人 日本自由化事業協会
代表理事 森 勇樹
所在地 〒461-0004
愛知県名古屋市東区葵3丁目15番地31号
住友生命 千種第三ビル 3階
連絡先 TEL:052-753-3636 / FAX:052-325-5532
許認可等 電気通信事業届出番号 C-27-01788

クジラサービス

事業所名 一般財団法人 日本IoT協会
代表理事 佐藤 玲央奈
所在地 山口県下関市一の宮町2丁目6−7
許認可等 電気通信事業届出番号 F-30-00937

本当に伸びる市場?

冒頭にもお伝えしました。

ペンギンモバイルやクジラサービスの人は

「格安SIMの市場は規模が違う」
「AIやIoTの時代だから成功できる」

というトークを繰り広げているはずです。

確かに、これだけスマホやWifiが普及しているのに、今だに格安SIMの会社が大々的に広告を打ち、顧客を獲得しようと必死になっています。

普通であれば
「それだけ格安SIMに需要があるんだな」
と思ってしまうかもしれません。

しかし、ちょっと待って下さい。

三大キャリア系の大手格安SIMの会社が、広告を大々的に打っている。
これだけスマホやWifiが使われているのに。

おかしいとは思いませんか?

市場は大きくても

この図をご覧ください。

通信の自由化は2001年からすでに始まっています。

金融の自由化は1985年から
電力の自由化は2016年から

通信の自由化は、ちょうど中間に当たります。

まずは、固定電話の自由化から始まりました。
携帯電話も自由化していきます。
格安SIMとして知られるようになったのが2013年頃。

つまり、通信が自由化されてから18年が経過しています。

市場規模は20兆円
総回線数は約1億5000万回線

18年が経ち、これだけ大きくなった通信市場
では、18年が経過してどれだけの人が格安SIMを利用するようになったのか。

次にこちらの図をご覧ください。

格安SIMは、2019年3月末で約1312万回線程度。
総回線数が約1億5000万回線あるので、約9%が格安SIM。

この事実をどうご覧になりますか?

格安SIMの真実

自由化が始まってから18年で、全体の約9%のシェア。

三大キャリア系の大手格安SIM会社が大々的に広告を打っているにもかかわらず、20年近くで1割にも満たないシェア。

格安SIMの需要はあります。
需要はありますが、限定的です。

実際、格安SIMの伸びはここ数年鈍化しています。
2、3年前までは年に10%を超える伸び率でした。
しかし、最近は7%台まで伸び率が下がっています。

また、楽天が「第4の」事業者として期待されていましたが、基地局整備や技術的な問題が解決されていないことを理由に、本格参入を延期しました。

楽天は、通信料金を下げるための「起爆剤」として期待されていただけに、市場にも落胆の色が見られたのも記憶に新しいところです。

では、なぜ格安SIMが伸び悩んでいるのか、その理由を見ていきましょう。

値下げの限界

格安SIMは、三大キャリアから通信回線を借り受けてサービスを提供しています。
そのため、多少の開きはあっても、通信品質に大きな違いはありません。

となると、最後に差をつけるのは「料金」しかありません。

ポイント制度やMNPの優遇措置など、料金以外のサービスもあります。
ただ、それらは「付加価値」であって、本質ではありません。

私たちが最後に判断するのは、やはり「料金」です。

例えば、三大キャリアの一つauと、au系の大手格安SIMであるUQ mobileを比較してみましょう。

auがイチオシの「データMAXプランNetflixパック」
データ容量の上限はありません。
料金を見てみると

6ヶ月目までは4,880円
7ヶ月目以降は5,880円

データ容量の上限なしに、Netflixで動画を好きなだけ楽しめるので、ヘビーユーザーでなくても魅力的なプランと言えるでしょう。

一方、UQmobileで同等のプランというと「ウルトラギガMAX」。

月額は5,560円

スマホは月3GB
Wifiはデータ容量無制限

つまり、「家ではWifi、外ではスマホ」という電波の住み分けをする前提です。

UQmobileでは、スマホでデータ容量無制限のプランはありません。

これはどういうことか。

格安SIMは、データ容量を契約者全体で使う通信量ギリギリに合わせて、キャリアから借りています。
そのため、「データ容量無制限」なんてことはできません。
そんなことをしたら、契約した通信量をすぐに超えてしまいます。

すると何が起こるか。

そう、「通信制限」です。

通信速度が一気に落ちるので、お客様から苦情が出ます。
「無制限のはずなのに、なぜ遅くなるんだ!」
というように。

格安SIMは、自前の通信設備を持たず維持費がかかりません。
その代わり、通信網を借りていることから、契約者全体のデータ容量を常に意識しなければなりません。

「データ容量無制限」なんてできないのです。

そのため、格安SIMはデータ容量を細かく区切って料金を設定し、データ容量を把握しやすくしています。

格安SIMの料金が安いのは
「使うデータ量自体が少ないから」
というのが実際のところです。

料金が安いのではありません。

MLMが成り立つ理由

では、話を戻しましょう。

ペンギンモバイル
クジラサービス

いずれも、MLMにしていることで料金が抑えられると謳っています。

まずは、ペンギンモバイル(上から3.6GB、6GB、12GB、36GB)

次にクジラサービス

すぐに気づくことがあります。

そうです。
料金が4,860円で同じです。
プランの差こそあれ、同じ金額というのは妙です。

会員を何万人、何十万人と増やしたいのであれば、10円でも差をつけるのが当然です。

ここに「業界の論理」があります。
「格安」と謳っていても、三大キャリアを無視することはできません。
通信業界全体のバランスも考えなければ、通信回線そのものを借りられなくなります。

例えば、データ容量無制限で3,980円などというプランは不可能です。
キャリアから容量に見合った回線を借りることは不可能であり、あまりにも差が開く料金プランでは、業界全体から圧力を受けることは容易に推測できるからです。

4,860円というのは、三大キャリアの最安値と比べて100円程度しか変わりません。

最安値と言えるのは、まだ会員が少なく、データ容量の上限が大きくなっていないからです。

仮に、ペンギンモバイルもクジラサービスも数十万人の会員を抱えるようになったら、それだけの回線を確保しなければなりません。

当然、キャリアに支払う料金も増えるため、値上げせざるを得なくなります。

すると、三大キャリアと同じくらいの価格になります。
サービス自体は、三大キャリアに絶対的な優位性があります。

あなたは、どちらを選びますか?

当然、三大キャリアを選ぶはずです。

サービスに期待するな

料金で差がなくなれば、サービスに期待するしかなくなります。

「既存の会員に対する手厚いサービス」

格安SIMのネットワークビジネスが生き残るには、サービスを手厚くして差別化をするしかありません。

ペンギンモバイル
クジラサービス

両者の既存会員に対するサービスは、どうなっているのでしょうか。

ペンギンモバイルの場合

既存会員に対するサービスはありません。

少なくともホームページ上には、既存会員に向けたサービスは掲載されていません。

ベンギンモバイルは、あくまでも通信料金で勝負するようです。

仮に、ペンギンモバイルの会員になったとしても、料金が多少安くなる以外にメリットはなさそうです。

クジラサービスの場合

三大キャリアを意識して、一時期は

クジラショッピングポイント
クジラビリング
クジラデンキ

この3つが2019年内に開始予定と、会員向けに案内されていました。

クジラショッピングポイントは、支払った料金の3%をポイントして還元し、専用サイト内で買い物などに使えるというものでした。

クジラビリングは、クレジットカード会社と提携したカードを発行し、そのカードで料金を支払うことによりショッピングポイントに還元されるというものでした。

クジラデンキは、会員の電気料金を一律5%下げるサービスでした。

しかし、いずれも実現には至っていません。

会員に対しても、いつの間にか案内されなくなりました。
また、当然ですが、ホームページ上には一切公開されていませんでした。

サービスとは異なりますが、クジラサービスは、国内最大級の動画サイト「U-NEXT」と提携したこともありました。

しかし、料金があまりにも高く設定され、会員数も少ないことですぐに提携を解消されています。

SIMが伸びるのは

「スマホでエアコンを操作」

というのを聞いたことがありませんか?
近年発売されたエアコンなどの生活家電は、外出先からスマホで操作できる機能が搭載されています。

でも、なぜ生活家電を操作できるのか、その仕組みを知る人は多くありません。

その鍵を握るのが「SIM」です。

スマホは、SIMがあるからこそデータ通信ができます。
生活家電も同じことです。

これまでの生活家電は直接操作するのが基本でした。
しかし、SIMを組み込むことで遠隔操作が可能になりました。

遠隔操作するためのスマホ用アプリも続々開発されています。
5Gに変われば、この動きはさらに加速するでしょう。

マスコミの報道だけを見ていると、スマホのみでSIMが使われていると思いがちです。

しかし、実際のところは、スマホよりも産業用・工業用で使われるSIMの方がはるかに伸びているのです。

この事実を知れば、格安SIMが特別なものではないことがわかるでしょう。

ビジネスをするには?

上に述べたような事実を知っても、ペンギンモバイルあるいはクジラサービスでビジネスをしたいと、あなたも思うかもしれません。

そんなあなたのために、ビジネスをする場合のことをお伝えします。

ペンギンモバイル

ビジネスをするためには、次の費用がかかります。

(初期費用)
①スターターキット 32,000円
②システム登録料         2,000円
(月額費用)
①格安SIM      12G       2,980円
②システム手数料   3,800円
総合計       41,780円(税別)

ビジネスをするために、最初に4万円以上も支払うのは「高額」と言わざるを得ません。
この出費をペイするために、一体何人リクルートしなければならないのでしょうか。

クジラサービス

クジラサービスでは、ビジネスを始めるのに次の費用がかかります。

(初期費用)
①スターターキット 5,500円
②協会費        7,500円
③事務手数料      3,000円
④格安SIM料金   4,860円
⑤SIM発行手数料  1,000円
総合計      21,860円(税別)

(月額費用)
②協会費        7,500円
④格安SIM料金   4,860円
総合計      12,360円(税別)

クジラサービスもビジネスを始めるのに2万円以上かかります。
これも「高額」と言っていいでしょう。

報酬プラン以前の問題

収入については、それぞれ報酬プランに基づいて計算されます。

しかし、報酬プランを語る以前の問題です。
ビジネスを始めるのに1万円以上もかかるのは、ハードルが高すぎます。

なぜなら、ネットワークビジネスを始める人は、生活に余裕があるわけではありません。
それでも、将来を考えて何とかしたいと思ってネットワークビジネスを選ぼうとしています。

ですから、いきなり2万円、4万円という高額なお金を支払うのに抵抗を覚えます。

口コミ集客ネットワークビジネスの場合
「人を紹介して収入を得ればすぐにもとが取れる」
と、まだ収入がないのに説得しようとします。

ここで、説得に負けて登録してしまうと、後で後悔することになります。

大切なことなので、繰り返します。

登録するのに1万円以上かかるのは、健全・堅実なネットワークビジネスとは言えません。

衝撃の楽天2980円プラン

第4のキャリアとして登場した楽天モバイル。

その楽天モバイルが、業界に波紋を広げるプランを発表しました。

「毎月2980円」
「データ容量無制限」

ただし、楽天が基地局を設置できている大都市圏に限ります。

楽天モバイルのホームページで確認したところ

東京
大阪
名古屋
京都
神戸

では楽天の基地局が設置されているので、これらの都市限定となるようです。

否定的に見る人もいますが、多くの人は旅行でもしない限り普段の行動範囲は限られています。

それを考えると、十分魅力的なプランです。

両社はどう対応するのか?

ペンギンモバイルもクジラサービスも

「スマホやWIFIが安く使える」

ということで会員を募ってきました。

これまではかろうじて「業界最安値」に近いプランを提供してきました。

しかし、楽天モバイルの「2980円プラン」が発表されたことで、状況は一変しました。

両社はどう対応するのでしょうか?

ペンギンモバイルの場合

ペンギンモバイルは、早速対応策を出したようです。

これまでの最大容量プランは

「36G/月額4860円」

でした。

しかし、データ容量の上限を

「36G→50G」

に変更しました。

確かに、会員の使えるデータ容量は増えました。

ただ、回線を借りている三大キャリアへ支払う手数料もまた増えます。

その増えた手数料の原資はどこから捻出するのでしょうか?

ペンギンモバイルは、ビジネス会員から毎月システム手数料を、SIMの料金とは別に徴収しています。

その手数料だけで賄えるのでしょうか?

また、データ容量を増やしても

「データ容量無制限2980円」

というインパクトには敵いません。

楽天は、自身の提供する他のサービスにも関連させて会員獲得を図っています。

一方、ペンギンモバイルは、格安SIMの提供しかしていません。

楽天のように多彩なサービスを展開しているわけでもありません。

これまでは、「業界最安値」に近いサービスで会員を獲得してきました。

しかし、今後はサービスの存在意義をどのように説明するのでしょうか。

「楽天のプランは一部地域に限定されているから問題ない」

と関係者は言うかもしれません。

ソフトバンクが参入してきたときも同じような反応でした。

しかし、その後ソフトバンクの仕掛けてきたことが、docomoやauの料金プランに影響を与えたことは誰が見ても明らかです。

現在は、自前の通信網が整わずauの回線網を借りている楽天ですが、資金力があります。

楽天は、Jリーグのヴィッセル神戸のオーナーです。

そのヴィッセル神戸に、世界的なサッカープレイヤーのアンドレス・イニエスタ選手が加入したことで証明済みです。

同選手の年俸は約33億円と言われています。

世界的なサッカークラブであるバルセロナから、ヴィッセル神戸への加入は誰もが信じていませんでした。

しかし、最後は金銭的な評価がものを言います。

楽天はその資金力を世界に示した形となりました。

基地局の問題も、遅れはありますが徐々に解決されていくことでしょう。

クジラサービスの場合

クジラサービスのドコモ回線使用プランでは

「50G/月額4,860円」

であり図らずしもペンギンモバイルと同じ上限です。

クジラサービスでも対抗措置として、データ容量上限を上げてきました。

ただ、クジラサービスでもペンギンモバイルと同じことが言えます。

「どうせ最初人集めに打ったプランで、そのうち値上げせざるを得なくなる」

と関係者は言うかもしれません。

しかし、国がなぜ楽天に第4のキャリアとして認可を与えたのか、その意義を考えてみてください。

国は、以前から諸外国に比べて日本の通信料金は高いと、各社に圧力をかけてきました。

三大キャリアは、機種変更時の負担減などでお茶を濁してきましたが、料金プランそのものについては大きな変更をしていませんでした。

名称変更や一部改定(実際は値上げになっているものもある)によって、国の方針に従っているように見せていました。

ところが、楽天がデータ容量無制限の2980円プランを出してきたことで、お茶を濁してやり過ごすことはできなくなりました。

クジラサービスも「業界最安値」を目指してという謳い文句が通用しなくなってしまいました。

だから通信系は淘汰される

過去にも通信系のネットワークビジネスが存在しました。

古くは安くFAXが使えるという「かもめサービス」というMLMが存在しました。

しかし、通信系のネットワークビジネスはいずれも淘汰されてしまいました。

それはなぜか?

シンプルな話です。

ある会社がネットワークビジネスで安く通信料金を設定しているという情報を得たら、大手の通信会社は必ず対抗措置を打ってきます。

通信料金の引き下げです。

通信系ネットワークビジネスの主催企業は、安く使えるサービスという一点に絞っているので運営することが可能です。

しかし、大手が自分の会社のプランより低い料金でサービスを提供してしまったら、一体どうなるでしょうか。

しかも、大手は通信料金だけでなく、その他のサービスもお得に利用できることを謳って、乗り換えるように宣伝をします。

これでは、体力のない通信系ネットワークビジネスの主催企業は太刀打ちができません。

結果として、通信系のネットワークビジネスは、数年で撤退してしまいます。

仮に生き延びたとしても、既存の会員で細々と運営されているだけになります。

ペンギンモバイルやクジラサービスが、同じ末路を辿らないとは言い切れません。

クジラが事業譲渡

クジラモバイル、クジラWIFIを展開するクジラサービス(提供元:一般財団法人日本IoT協会、代表者:佐藤玲於奈)が2020年4月1日付で事業譲渡することが判明しました。

2019年8月6日にグランドオープンしてからわずか8ヶ月。

1年も持ちませんでした。

「サービス系MLMは長く生き残れない」
「大手キャリアの攻勢に太刀打ちできない」

とお伝えしてきたことが現実になりました。

譲渡先の会社は?

事業譲渡を受けた会社は

「スターサービス株式会社」

国税庁の法人番号検索で調べると

福岡県にある会社のようです。

注目すべきは会社が登録された日。

スターサービス株式会社が登録された日は

「令和元年2月20日」

つまり、譲渡される4月1日のわずか1ヶ月半ほど前でしかありません。

まだ出来たばかりの会社に譲渡する。

これが何を意味しているのか。

想像の域を出ませんが、一般財団法人日本IoT協会の関係者が看板を掛け替えるために設立した会社である可能性が高いと思われます。

同じ通信業界の他社、あるいは大手キャリア系の会社へ譲渡することで、サービスの維持を図るのが通常です。

そのためには、短くない期間を交渉に費やします。

しかし、設立してわずか1ヶ月半の会社に事業譲渡するのは、クジラサービスの関係者でなければ無理な話です。

「クジラサービスの名称では認知されなかった」

ことを認めた形になります。

今まで、クジラサービスを広めようとしていた会員にはどのように説明するのでしょうか?

楽天の2980円プランが出たことで、存在意義がほぼ失われています。

それでもまだサービスを継続できるのでしょうか?

新たな勧誘文句

おそらく、クジラサービスでは、スターサービスへの切り替えに伴い、次のような勧誘文句が使われるでしょう。

「クジラサービスは生まれ変わりました」
「会員の皆さんのおかげで大きくなることが出来ました」
「クジラよりも広く大きく、宇宙にまで広がります」

クジラサービスの会員は、twitterなどのSNSでも勧誘活動を展開しています。

必然的にSNSでも、同じような文句が使われると予想されます。

しかし、そもそも日本では、ネットで直接、ネットワークビジネスの会員を募るような活動は法律で禁止されています。

なぜなら、ネットワークビジネスは法律上「連鎖販売取引」、つまり、人から人へ直接伝えることが原則となっているからです。

その点においても、クジラサービスは戦略の見直しを突きつけられることになるでしょう。

サービス系の未来は?

クジラサービスが事業譲渡することは、会員の人にとっては

「寝耳に水」

の話であったはずです。

あれだけ未来へのプランを語っていたのに、その多くが実現しないばかりか、グランドオープンから1年も経たないうちに

「身売り」

となってしまいました。

クジラサービスと同じことは、昔から何十回、何百回と繰り返されています。

もし、あなたがサービス系のネットワークビジネスを検討しているならば、この点をもう一度考えたほうが良いかもしれません。

時代はネット集客へ

現代でネットワークビジネスが批判を受けてしまうのは、展開方法が

「口コミ集客」

に限られていることも大きな要因の一つと言えます。

本来伝えなければいけないことを伝えない

伝えるべきではないことを伝えてしまう

そんなネットワーカーが多くいたために、ネットワークビジネスが信頼を失う原因になってしまいました。

本当に残念なことです。

口コミ集客の限界

口コミ集客は、戦後、広大な国土のアメリカで、地方の零細企業が自社の製品を広めるために考え出した手法です。

もう70年以上も前の話です。

当時は、新しいビジネスモデルでした。

ビジネスの話をすれば

「そんないい話があるならやらせてくれ!」

と誰もがビジネスに参加しました。

しかし、日本ではいささか事情が異なります。

1970年代から80年代にかけて

「ネズミ講」

が社会問題になります。

会員獲得のやり方、報酬の得られ方について、違いが分かりにくいことから

「MLM=ネズミ講」

という誤った認識が広まってしまいました。

さすがに、現代ではその違いが分からないという人は減りましたが。

また、90年代以降も

「MLMをやれば儲かる」

と言い、ネットワークビジネスに興味のない人まで強引に勧誘するネットワーカーが現れました。

仕方なく製品を買い、始めてみたもののお金が出ていくばかり。

ネットワークビジネスが「被害者」を生んでしまう

非常に残念な状況になってしまいます。

90年代にはインターネットが普及し始めます。

強引に勧誘するネットワーカーの悪評が、ネットを通じて知られるようになりました。

友だちや知り合いに拒否されるようになったネットワーカーは、ビジネス交流会やカフェ会などに参加するようになります。

しかし、ネットワーカーの「悪評」はすでに知られるところとなっています。

ネットワーカーだと分かった瞬間、誰も話を聞いてくれません。

ですから、ネットワーカーのほとんどはわずか数ヶ月でネットワークビジネスから退場してしまいます。

口コミ集客であるかぎり、普通の人が成功することはとても難しい時代になりました。

ネット集客が鍵になる

最近はSNSを利用した集客を認める会社も出てきました。

しかし、SNSとネット集客とは似て非なるものです。

SNSは、場所がリアルからネットに移っただけで、直接の会話からメッセージのやり取りに変わっただけで、その本質は何も変わっていません。

口コミ集客とSNS集客は何ら変わらないのです。

大企業もホームページを持っています。

個人事業主もホームページを持っています。

一般の人でさえブログやホームページで稼ぐ時代です。

ただし、そこにはルールがあります。

「法律」というルールです。

ルールをしっかり守ったうえで、ネットを利用した集客ができなければ、ビジネスを成功させることはできません。

だからこそ、ネット集客がこれからの時代の

「鍵」

になるのです。

まとめ

格安SIMは、確かに認知度が上がってきました。

しかし、実際に乗り換えている人は全体の1割もいません。
それが現実です。

今だに、三大キャリアに対する信頼が強いとしか言いようがありません。

また、通信系のネットワークビジネスビジネスは短命に終わっています。
ペンギンモバイルは4年存続しているので、その点は評価できます。

ただ、10年、20年と存続できるのかは断言できません。

ビジネスにチャレンジしたいのであれば、その点を十分検討して始めることをおすすめします。