モデーアは、健康補助食品やパーソナルケア製品などを取り扱っています。

2014年までは「ニューウェイズ」という社名で活動していましたが、2015年1月より商号変更して現在の社名で活動を再開しています。

会社名が変わったことで、報酬プランも変化しています。

新しい報酬プランを検討することで、副業初心者でもネットワークビジネス初心者でも稼ぎやすいのか、その点を検証していきます。

モデーアを知る

まずは、モデーアという会社を知ることが重要です。

会社概要

社名モデーアジャパン合同会社
代表者社長大井盛夫
オープン2015年4月
資本金1,000万円
主要取引銀行HSBC東京支店
事業内容コラーゲンサイエンス、パーソナルケア、ヘルス&ウェルネス、ハウスホールドなどライフスタイル製品の企画・製造・輸入・販売

公式ウェブサイト
http://www.modere.co.jp/ 及び 店舗(モデーア・ショップ 芝公園)における自社製品の販売

住所〒105-0011
東京都港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル

モデーアのこだわり

(モデーアのHPより引用)

ビジネスについて

モデーアは、2018年5月から新たな報酬プランを採用しました。

従来より、ユーザー登録している人(モデーアでは「カスタマー」という。)への小売に対する報酬を厚くして、ビジネスをしている会員(モデーアでは「ソーシャルマーケター」という。)へ新規顧客を獲得する動機づけとしました。

では、どのような報酬プランに変わったのか見ていきましょう。

MLMは「売らない」のでは?

具体的に見ていく前に、カスタマー獲得への報酬を厚くした点について一言。

ネットワークビジネスとは、自社の製品を「売る」のではなく、愛用者という「販売網」を広げビジネスをしてくれる「仲間」を募ることであったはずです。

人の「つながり」が、ビジネスを広げていくものであったはずです。

しかし、カスタマーを増やすということは、ビジネスをする人が自社の製品を「売る」ことになってしまいます。

これでは、ネットワークビジネスでない一般のメーカーと何ら変わりません。

ネットワークビジネスで扱う商品は、一般に販売されている商品よりも割高です。

その割高である理由が

「広告費をかけず商品開発に回しているから」

というものでは、一般の消費者は納得しにくいでしょう。

割高である、その価値に見合う特別な理由を説明できない限り、カスタマーを飛躍的に伸ばすことは難しいかもしれません。

報酬プラン

では、報酬プランの話に入りましょう。

モデーアでは、ビジネスをする会員のことを「ソーシャルマーケター」と呼んでいます。

ソーシャルマーケターへ報酬プランは、大きく分けて3種類に分かれます。

①プロモーターボーナス
②ビルダーボーナス
③ユニレベルボーナス

この3つのボーナスの特徴を理解しましょう。

プロモーターボーナス

「プロモート」つまり広告や販売促進活動のことを言い、小売に対するボーナスを指します。

モデーアでは、プロモーターボーナスに対するタイトルを設定しています。

まずは、プロモータータイトルについて見ていきます。

プロモータータイトル

次の図をご覧ください。

「プロモーター」から「プラチナ3」まで8つのタイトルがあります。

前提として自己消費(マーケターポイント)が

「150ポイント」

必要になります。

「1ポイント=約130円」

として換算してください。

すると、自己消費として

「約20,000円」

の商品を買い続けることになります。

その上で、小売でのポイント(カスタマーポイント)製品を買い続けている人の数(アクディブカスタマー数)によりタイトルが昇格していきます。

例えば「ブロンズ」の場合、カスタマーポイントとして

「500P(約65,000円)」

アクディブカスタマー数として

「5人」

が必要になります。

では、タイトルが上がると、どのようにボーナスへ反映されるのでしょうか。

カスタマーアクイジションボーナス

日本語にすると

「顧客獲得ボーナス」

となります。

新規顧客が登録から30日以内に購入した金額に、一定の割合をかけた金額がボーナスになります。

カスタマーリオーダーボーナス

日本語にすると

「再注文ボーナス」

となります。

新規顧客が登録から30日を経過して以降に購入した金額に、一定の割合をかけた金額がボーナスになります。

カスタマーアクイジションボーナスと、カスタマーリオーダーボーナスを表にすると、次のとおりです。

カスタマーリテンションボーナス

再注文でのポイントが貯まっていき、一定数以上になると「カスタマーリテンションボーナス」を得られます。

ただし、前提として、あなた自身の自己消費(マーケターポイント)が

「150P(約20,000円)」

必要になることに変わりはありません。

具体的な割合は次の図をご覧ください。

500ポイントは約65,000円相当です。

ということは、約65,000円の売上で5,000円のボーナス、還元率は

「約8%」

決して高いとは言えないでしょう。

ビルダーボーナス

ビルダーボーナスとは、ビジネスをするソーシャルマーケターでグループを大きくしていくことに対するボーナスです。

ビルダーボーナスに対しても、タイトルが設定されています。

2種類のタイトルが設定されているのは、ネットワークビジネスでも珍しいことです。

ビルダータイトル

ビルダータイトルは次の図のとおりです。

誰もが「(ソーシャルマーケティング)コンサルタント」としてビジネスをスタートさせます。

自己消費(マーケターポイント、MP)として、150ポイント(約20,000円)の自己消費が必要なことは、どのタイトルでも変わりありません。

「コンサルタント3」のタイトルまでは、達成できる人もいるでしょう。

コンサルタント3は、自分の下に「2000ポイント(約260,000円)」を売り上げるグループを作ることで達成できるからです。

問題はここからです。

「ORGポイント3レベル」

という欄があります。

「3段目までの組織全体で必要なポイント数」

という意味です。

「チームリーダー」以降のタイトルを獲得するためには、この条件を満たす必要があります。

必要となるポイント数は、タイトルに関係なく

「3000ポイント」

金額に換算すると

「約400,000円」

この金額を毎月維持しなければなりません。

さらに、チームリーダーになるためには

「テスト」

を受ける必要があります。

どのような内容のテストなのかは、当然ながら明らかにされていません。

このテストが形式的なものであるとしても

「テストを受ける」

ということに対する無形の負担があることは確かです。

ビルダーボーナスの種類

ビルダーボーナスは次の5種類あります。

①チームビルダーボーナス
②ファストトラックボーナス
③リーダーシップデベロップメントボーナス
④マンスリービルダープールボーナス
⑤ファーストオーダーボーナス

ただし、①~③はチームリーダー以上のタイトルでないともらうことができません。

先程もお伝えしたとおり、チームリーダーのタイトルはハードルが高く、なれる人もごく一握りです。

そのため、チームリーダーになれなくても獲得できる

④マンスリービルダープールボーナス
⑤ファーストオーダーボーナス

についてお伝えしていきます。

マンスリービルダープールボーナス

マンスリービルダープールボーナスとは、

「総売上から得られた【シェア】に基づいて得られるボーナス」

のことを言います。

総売上とは、グループ内のカスタマーとソーシャルマーケター双方を含むすべてです。

では、【シェア】はどのようにして決めるのでしょうか。

シェアの決め方は、次の図をご覧ください。

①~④までの条件があります。

①新規で150ポイント(約20,000円)購入したソーシャルマーケターの数
②①のうち、自分で紹介した人の数
③総売上のうち3段目までの売上合計ポイント
④自己消費ポイント

決め手となる条件は①と③です。

リーダークラスになれば、人脈もあるので多くの人を紹介し、3段目までの売上を出せるかもしれません。

しかし、初心者にその力はありません。

となると、初心者がこのマンスリービルダープールボーナスを獲得することは難しいでしょう。

ファーストオーダーボーナス

ファーストオーダーボーナスは

「新規のソーシャルマーケターが30日以内に購入したポイント」

のうち

「20%」

がボーナスとして支払われます。

例えば、新規のソーシャルマーケターが150ポイント(約20,000円)の製品を購入すれば、その20%である

「4,000円」

がボーナスとして支払われることになります。

ユニレベルボーナス

ユニレベルボーナスとしては

①カスタマーユニレベルボーナス
②ソーシャルマーケターユニレベルボーナス
③フォーアンドモアユニレベルボーナス

の3種類あります。

ただし、③のフォーアンドモアユニレベルボーナスは、チームリーダー以上にしか適用されないので、それ以外の①・②について説明していきます。

ユニレベルの詳細は、別に記事に譲りますが、端的に言うと

「段数ごとに還元率が設定されている報酬プラン」

ということができます。

カスタマーユニレベルボーナス

その名のごとく、単に愛用者として登録している人の売上から得られるボーナスです。

ただし、ボーナスの適用は「ビルダータイトル」が基準です。

先程もお伝えした「プロモータータイトル」ではないのでご注意ください。

還元率は次のとおりです。

少し見づらいかもしれませんが、ご容赦ください。

コンサルタント1だと、1段目のみで還元率はわずか3%。

最初の関門となる「チームリーダー」でも3段目までで、還元率は一律5%。

最高タイトルの「エリートソーシャルマーケター3」でさえ5段目までで、還元率は一律

「5%」

です。

ソーシャルマーケターユニレベルボーナス

こちらは、グループ内のビジネスをする会員である「ソーシャルマーケター」を対象としたユニレベルです。

こちらも、ボーナスの適用は「ビルダータイトル」が基準です。

還元率は次のとおりです。

一目でわかるのは、カスタマーの時とは適用される範囲が広いということです。

ただ、「コンサルタント1」のときは、1段目までで還元率は3%

カスタマーユニレベルと変わりありません。

チームリーダーでも変わりません。

上位タイトルになってはじめて違いが出てきます。

最上位タイトルの「エリートソーシャルマーケター3」になると8段目まで適用があり

1~5段目まで「5%」
6~8段目まで「4%」

の還元率になります。

下位タイトルでは「?」

ユニレベルは、段数ごとに還元率が設定されているので、初心者でも比較的収入を得やすいと言われています。

ただし、「コンサルタント」のタイトルの場合、還元率はわずか

「3%」

なので、収入を得たという実感を得るには物足りないかもしれません。

ソーシャルマーケターに対するユニレベルが手厚いのは当然でしょう。

ネットワークビジネスは、ビジネスする人を増やすことが重要です。

ただ、カスタマーとソーシャルマーケターを分けてしまうと

「カスタマーでも収入になる」

と思ってしまうので、あえて無理をしてビジネスの話をしない会員も出てくるでしょう。

また、登録する人のうち、カスタマーとソーシャルマーケターの割合を考えると、カスタマーの割合が大きくなるのは誰が見ても明らかなので、大きな収入にはなりにくいでしょう。

報酬プランまとめ

カスタマーに対する報酬を厚くすることは

「報酬を得やすくする」

という意味では良い方針かもしれません。

ただ、ネットワークビジネスは、本来、ビジネスをする人が同時に「愛用者」でもあることが重要です。

そこを切り離してしまったことで、ビジネスをする人が増えにくくなる

「諸刃の剣」

ということも言えるかもしれません。

業務停止命令の過去

モデーアは、商号変更前のニューウェイズ時代に3ヶ月の業務停止命令を受けています。

以下は、経済産業省から出された通達の内容です。

行政処分の内容

平成20年2月20日 経済産業省

特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する業務停止命令について

経済産業省は、連鎖販売業者であるニューウェイズジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、米国法人NewwaysInc.(ユタ州)の子会社)に対し、特定商取引法の違反行為を認定し、同法第39条第1項の規定にも続き、本年2月21日から5月20日までの3ヶ月間、同社の連鎖販売に関する新規の勧誘、申込み受付及び契約締結にかかる業務を停止するよう命じました。

また、併せて同法第38条第1項の規定に基づき、同社に対し、勧誘のために使用しているDVD、ビデオテープ及び印刷物の内容を点検し、不実のことを告げて勧誘する内容を含むものを回収し、また、これまでに勧誘のために使用されたと認められる不実告知の表現について、それが事実に反する旨を記載した通知を同社の社内報やホームページ等を通じて各勧誘者(ディストリビューター)に周知するよう指示を行いました。

認定した違反行為は、勧誘目的等不明示、不実告知、利益が確実と誤解させる断定的判断の提供、目的を告げずに公衆の出入りする場所以外における勧誘及び迷惑勧誘です。

1.ニューウェイズジャパン株式会社(以下「同社」という)は、同社の勧誘者(ディストリビューター)として登録した消費者に対して「ウルトラシャインラディアンス」(歯磨き)、「アルティメイトシャンプー」「レスリーディアンリップスティック」「マキシモルソリューションズ」(栄養ドリンク)などと称する日用雑貨品、化粧品、栄養補助食品その他の商品の販売を行う連鎖販売業を行っています(なお、平成19年8月31日まではニューウェイズジャパンインクが当該業務を行っていましたが、9月1日から同社に業務が集約されました)。

2.認定した違反行為の内容

(1)同社の勧誘者は、その勧誘に際して「事業の立ち上げの話がある」「すごくためになる話があるから来ないか」「久しぶりに食事をしないか。儲かる仕事の話もしたいから」等と言うのみで、同社の名称、勧誘する目的である旨及びその勧誘に係る商品について明らかにせず勧誘を行っていました。

(2)同社の勧誘者は、他社の製品は有害で同社の製品のみが安全であるという事実がないにもかかわらず「経皮毒という言葉を知っているか。皮膚を通じて体内にたまる毒のことで、市販の台所用洗剤に含まれている」「一般に市販されている洗剤メーカー等の商品を使っていると将来私たちは癌になる。同社の製品はすべてナチュラル成分でできていて、化学物質を使っていない」等と告げたり、経皮毒の健康被害について説明するビデオやDVDを見せて、あたかも同社の製品のみが安全であるかのように告げたり、「同社の製品でアトピーが治る」等と告げたりするなど、商品の品質・効能について不実のことを告げて勧誘を行っていました。

(3)同社の勧誘者は、実際には友人等を紹介するだけでは収入にならないにもかかわらず、「人に紹介するとポイントがたまって収入になる」と告げたり、ディストリビューター全体のうち、1ヶ月に1,000ドル以上のボーナスを得ている者はわずかであるのに「1ヶ月で100万円くらいの収入が得られる」と告げ、さらに、カーボーナス、ハウスボーナスが上位のわずかのディストリビューターのみを対象にした購入ローンを補填する制度であるにもかかわらず、「会社が高級車を買ってくれる、家も買ってくれる」等とあたかも誰もが継続的に高収入を得られたり、車や家を買ってもらえるかのように不実のことを告げていました。

また、「お金は消費者金融で借りればよい。みんな借りてるから。ニューウェイズは儲かるのですぐに返せるから」等と告げるなど、利益を得ることが確実であると誤解させる断定的判断を提供して勧誘を行っていました。

(4)同社の勧誘者は、勧誘する目的を告げずに、電話等で誘引した者に対し、公衆の出入りする場所以外の場所において、契約の締結について勧誘を行っていました。さらに「もう帰りたい」など契約締結をしない旨の意思表示をしているものに対し、長時間に及ぶ勧誘や執拗な勧誘を繰り返し行うなど、迷惑を覚えさせるような仕方で勧誘を行っていました。

3.なお、経済産業省は、勧誘者が、同社が連鎖販売業者であるにもかかわらず、連載販売取引であることを否定したり、あたかも連鎖販売取引ではないかのように告げていた事例が見られ、違反行為を行っていた疑いがあることから、同社に対して行政指導を行いました。

人も会社も変わりにくい

「もう10年以上前のことじゃないですか」

とは言わないでください。

行政機関が処分をするためには、事前の調査を何年にもわたって行い事実関係を確かめることが必要であり、一朝一夕に処分が決まるわけではありません。

また、3ヶ月の業務停止期間を経たからといって、人の言動がすぐに改まるわけでもありません。

問題を起こしてしまう人(会社)の本質は、残念ながら変わりにくいのです。

例えば、どうしようもない不良が更生したのは

「人生を180度変える出来事」

が起きたからです。

何も起きずに

「十分反省して変わることができた」

という人はほとんどいません。

なぜなら、人間は「環境」に大きく左右される生き物だからです。

モデーアの中に問題意識を持っている人がいたとしても、大多数が

「そんなの当たり前」

と思っていたら、組織が変わることは難しいでしょう。

行政処分の7年後にニューウェイズはモデーアに商号変更します。

ただし、商号変更したからと言って、行政処分を受けた事実は消えるわけではありません。

処分を受けたことの重みを、同社の方たちが理解していることを願うばかりです。

口コミ集客の限界

モデーアの製品が素晴らしい

モデーアの報酬プランが儲かる

会社の理念に共感できる

という前に、口コミ集客である限り成功することは難しいでしょう。

口コミ集客は、ネットワークビジネスが生まれた戦後、広大な国土のアメリカで地方の零細企業が自社の製品を広めるために考え出した手法です。

当時は珍しいビジネスモデルだったので

「これだったら私もやります!」

と多くの人が参加しました。

戦後は、まだ手紙や電話という連絡手段しかなく、新聞やテレビなどのマスメディアから得られる情報も限定的なものでした。

多くの場合、身近な人の「口コミ」で情報を得るのが主流でした。

しかし、現代はインターネットがあります。

テレビや新聞・雑誌などのマスメディアに代わって、インターネット媒体が主流になりました。

企業側も、テレビCMなどのマスメディアを介した広告よりも、インターネット広告に力を入れるようになりました。

そんな時代にあって、ネットワークビジネスだけが

「口コミ集客」

しか認めていない。

不思議なことだと思いませんか?

また、ネットで検索すると出てくるネットワークビジネスに対する悪評。

これらは、口コミ集客をしていたネットワーカーが、ネットワークビジネスに興味のない人まで手当たり次第にリクルート活動をしてしまった結果です。

ネットワークビジネスに興味のない人にとって、ビジネスの話は

「宗教勧誘」

と同じレベルの話に聞こえてしまうのです。

なぜなら、多くの口コミ集客ネットワーカーが、自分の収入のことしか考えずにしつこく話をしてしまったからです。

インターネットが当たり前になった現代。

ネットワークビジネスもインターネットを活用できなければ、お金もない、時間もない、人脈もない「普通の人」が成功することは難しい時代になりました。

モデーアまとめ

モデーアのマーケティングプランは、カスタマーに対する報酬を厚くするものに変わりました。

しかし、それがかえってビジネスを成功させることから遠くしてしまう可能性もあります。

カスタマーとソーシャルマーケターで報酬プランを分けたことによって出てくる

「プラス面」
「マイナス面」

をしっかりと考えて、モデーアのビジネスを始めることが重要です。

また、現代はインターネットを活用する時代です。

一般企業でも、ネットを活用できない会社は生き残ることが難しい時代になりました。

その点も考えたうえで、モデーアについて考えてみましょう。