ネットワークビジネスといえば「口コミ集客」

アップラインの言う通り、友人や知人を片っ端からリストアップして、連絡が取りやすい人から会う予定を入れていく。

久しぶりに会った知り合いと、世間話もそこそこに

「今の生活に不安と感じてない?」

と、いきなりお金の不安について話を始め

「まあ、将来のことを考えると不安かもね」

と、知り合いが話そうものなら間髪入れずに

「永久に入ってくる権利収入があったらいいと思わない?」

と、ネットワークビジネスの素晴らしさについて、アップラインから教わったとおりに話していく。

話が上辺だけだと気づいた知り合いは

「それって、ねずみ講か何かでしょ?そんなの興味ないよ!」

と渋い顔をし始めても、あなたはそんな知り合いのことはお構いなしに

「いや、ねずみ講とは全然違うんだよ!ちゃんと話を聴いてもらえれば分かるよ!」

と言葉に熱が入り始めてしまいます。

「そんな話だったら、もう帰るよ!!」

と捨て台詞とともに、あなたのもとを去っていき、LINEを送ってもブロックされてしまい連絡が取れなくなる。

アップラインに報告すると

「そういうときは、こんなふうに話せばよかったんだよ。」

と、あなたに足りなかったことを指摘するとともに

「今度は、○○セミナーだね。あの△△さんも参加するから紹介するよ」

と、あなたと次に合う約束を取り付けます。

セミナーの日、あの△△さんに会って緊張しているあなたに、△△さんは

「頑張ってるんだってね。聞いてるよ。一緒に頑張ろうね!」

と励まされ、さらにネットワークビジネスに、口コミ集客にのめり込んでいく。

しかし、いくら口コミ集客を頑張っても、アップラインや、あの△△さんのようにグループが大きくなっていかない。

とはいえ、今まで自分が頑張ってきたことを否定したくないので、さらに口コミ集客を頑張る。

・・・

どこかで聞いた話ではありません。

99%のネットワーカーが陥ってしまう「口コミ集客の罠」です。

99%が口コミ集客で成功できない理由

なぜ、トップリーダーはトップリーダーなのでしょうか?

もしかしたら、あなたは

「そりゃあ、人望もあって、人脈を作り上げてきた能力があるからでしょ。」

と思うかもしれません。

しかし、能力云々を理由として考えてしまうのは、あなたがイメージで捉えすぎてしまっている証拠です。

もっと冷静になりましょう。

トップリーダーがトップリーダーであるのは、能力などではない、能力など関係ない理由があるからです。

①トークを磨いた経験値が違う

インターネットが普及し始めた約25年前までは、「口コミ集客」は大きな力を持っていました。

いい情報は人伝いにしか伝わってこない時代だったからです。

ネットワークビジネスの話をすれば

「それってすごい話だね」

と、ビジネスの話に飛びつく人も多く、口コミだけで多くの人を集客できました。

集客できるということは、それだけトークを磨く機会を持つことができた、ということでもあります。

ところが、mixiを皮切りに、Facebook、twitter、そしてInstagramなど10年ほど前から各種SNSが登場したことで、状況は一変します。

口コミで集客する代わりに、SNSを使った集客が行われるようになります。

SNSであれば、文字や動画などで事足りてしまいます。

ということは、対面でトークを磨く機会も次第に減っていきます。

現在のように、誰もがスマートフォンを持つ時代になったこともあり、ネットワーカーのずさんな勧誘方法による悪評が広まってしまいました。

こうなると、トークを磨くどころか、話すら聴いてもらえない状況です。

普通の素人が、トークを磨くことなど不可能です。

②大きなグループを持っていない

口コミ集客が威力を持っていた頃、大きなグループを持っている人もそれなりの数存在していました。

そういう人たちは

「今度あのネットワークビジネスが日本に上陸するぞ」

「マーケティングプランが今の会社よりずっといいらしいぞ」

という話を聞けば、すぐにグループごと新しい会社へ移籍してしまいます。

今までの会社ではそれなりのタイトルだったにもかかわらず、新しい会社では、いきなりトップタイトルを与えられ、トップリーダーとして尊敬されるようになるからです。

そして、新しい会社が勢いを失ってくると、トップリーダー同士の情報網から別の会社の情報を聞き

「今度はあの会社へ移籍する」

とグループごと引き連れて、また別の会社へ移籍していきます。

このように、現在「トップリーダー」と言われている人たちは、口コミ集客が通用していた時代に構築した組織を動かしているにすぎません。

口コミ集客時代の「遺産」に頼っている、それがトップリーダーの正体です。

③MLMのスタートアップに誘われない

②とも繋がることです。

大きな組織を持ち、「トップリーダー」と呼ばれるようになると、一般のネットワーカーでは知り得ない情報が入ってきます。

「あの会社は倒産寸前だ」

「あの会社は業務停止処分を受けるらしい」

「この会社はマーケティングプランがいい」

「この商品が出たら、あの会社は必ず伸びる」

それだけではありません。

大きな組織をもつトップリーダーは、得てして自分の思い通りになるネットワークビジネスの会社を持ちたくなります。

近年新しくできたネットワークビジネスの会社は、他社でトップリーダーだった人が、自分のやり方で会社を大きくしたいと思い設立されたものが多いのです。

新しく会社を作った元トップリーダーがすることは何か?

そうです。

自分と同じようなトップリーダーを、自分の会社へ勧誘することです。

だから、トップリーダーは他社でもトップリーダーとしていることができるのです。

口コミはもう限界

ここまで、口コミ集客についてお話してきました。

でも、そもそも、時代が変わり始めています。

そうです。

インターネットの普及です。

1995年に「Windows95」が出てから、一般の人がインターネットを利用するようになりました。

マスメディアではない、一個人でも情報を発信できるようになりました。

現代では、大企業でも個人事業主でもネットを利用しています。

これまで口コミしか認めてこなかったネットワークビジネス。

ですが、一部のネットワークビジネスがSNSの利用を認め始めています。

これから、ネットワークビジネスのネット利用が加速するでしょう。

多くのネットワークビジネスは、これまで

「口コミ」

で会員を増やし、会社を大きくしてきました。

しかし、これが時代の流れです。

さらに、新型コロナウイルスの影響で多くのネットワークビジネスが大規模なセミナーを開催できなくなりました。

オンラインセミナーに切り替えた会社もあります。

ただ、オンラインセミナーでは数百人規模のセミナーはできません。

せいぜい数十人程度です。

間違いなく、売上が落ちるでしょう。

ただ、オンラインセミナーは、場所を選ばないという利点があります。

講師の人数さえいれば、同時に開催することも可能です。

ネット集客へ移行するのは自然の流れです。

まとめ

これまで、3つの理由についてお伝えしてきました。

トップリーダーは有能だからトップリーダーなのではありません。

口コミ集客が威力を持っていた時代に大きな組織を作り、それを会社から会社へただ動かしていただけです。

同じことを現代でしようと思っても不可能です。

なぜなら、99%のネットワーカーが作ってしまった悪評を、あなた一人で覆すことなど不可能だからです。

いくらあなたが、真っ当にネットワークビジネスをしようとしても、インターネットで、99%の真っ当でないネットワーカーの情報が広がりすぎました。

一般の人にとっては、あなたと99%の真っ当でないネットワーカーの区別などつきません。

ネットワーカーにとって常識の「ABC」

この「ABC」も悪評を広める大きな原因の一つとなっていることを、99%のネットワーカーは理解していません。

アップラインの言うことを鵜呑みにしているからです。

口コミ集客が限界になっている現代で、これまでの成功法則である「口コミ集客」を捨てなければ、未来はありません。

あなたはまだ「ABC」を続けますか?