MLMと法律

ネットワークビジネスの集客方法が悪用される|健全・堅実・リスクのないMLMを

YAHOOにこんな記事が掲載されていました。

USB購入が悪夢の始まり…「1年で200%の利益」マルチ商法、大学生被害続出

為替相場の値動きを予想して投資する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融取引を巡り、「1年間で投資額の200%の利益が出る」といったうたい文句で、大学生が投資用の情報が入ったUSBメモリーを高額で購入させられるトラブルが首都圏で相次いでいる。購入者が友人を勧誘して拡大していくマルチ商法(連鎖商法)になっているのが特徴だ。
(以下、省略)

詳しくは記事をご覧ください。

何も知らない大学生をだますことは許されません。

ただ、それと同じくらい許されないのは、ネットワークビジネスの集客方法が悪用されてしまったことです。

このような記事が出ることで

「ネットワークビジネスってやはり詐欺なんだ」

というイメージが付いてしまいます。

「1年で200%の利益が出る」

こうした勧誘は特定商取引法で禁止されているものであり、健全にネットワークビジネスをする者であれば理解していることです。

こうした事件が起きたことで、改めてネットワークビジネスの健全性が重要であることを見つめなおしてみたいと思います。

これ以上被害者を増やさないために

事実の概要

報道によれば、次の事実があったようです。

耐え切れずに同意

被害にあった男性(Xさん)は、友人(A)から次のような言葉を聞いていたようです。

「最近投資を始めて、月に20万円稼いだ」

その言葉に感心していると

「投資のやり方は先輩に教えてもらった。先輩に会わない?」

とAに言われ、断る理由もないので1週間後その「先輩(B)」に会います。

ただ、「今、税理士と会っている」ということで、3~4時間待たされます。

そのBは、バイナリーオプションの投資用USBを取り出し

「勝率は8割」
「3~4年続ければ家賃30万円のタワーマンションに住める」

と、あたかも成功しかないような口ぶりでUSBの価格を53万8000円と告げます。

お金を出すことを渋るXさんをよそに、Aは別の先輩(C)が紹介します。

同じ日、Xさんは、Aと一緒にCと会います。

Cは、Xさんに

「学生の夢に投資してくれる場所がある」

と言い

「大学在学中に投資用USBに出合い、働かなくても稼げるため就職しなかった」

と、Xさんを説得にかかります。

友人であるはずのAも

「明日から(投資を)やっちゃおうよ」

この時点で、Xさんは、BとCに会うために12時間以上を費やしていました。

疲れ果てていたXさんは、USBの購入に同意してしまいます。

翌日、数社の学生ローンを回り60万円の借金をしたXさん。

借金をする理由を「海外へ短期留学する」と嘘をつくよう指示されていたそうです。

気づいたときは…

Xさんは、「先輩たち」とセミナーや食事会などのイベントに参加するようになります。

参加しているのは、同じようにUSBを購入した人たち。

次第にセミナーなどに通う時間が増え、大学に行かなくなってしまいます。

Xさんは、LINEに登録している友人たちをリストアップして、グループ分けをするよう指導されます。

そして、友人のAと同じように、「先輩」と会わせる段取りをつけるように言われます。

勧誘をする前に、渡された「テキスト」を暗記するように言われ、必死になって覚えました。

先輩に会わせる段取り
先輩との日程調整
借金をさせる段取り

それらをこなし、2人の友人を勧誘することに成功します。

翌月には紹介料が振り込まれるのですが、Xさんは気づきます。

「紹介料が入ってきたのに、貯金が増えていない」
「セミナーなどの出費が多くて、むしろ貯金が減っている」

本当は投資をして資産を築きたかったはずなのに、やっていることは勧誘活動。

「こんなことをしていていいのか?」

と思ったXさんは、活動を放棄します。

ここに気をつけろ

今回の事件は、勧誘の手法として口コミ集客が使われていますが、ネットワークビジネスとは似て非なるものです。

報道されている事実から、どの点が問題で、どの点がネットワークビジネスと異なるのかを紐解いていきましょう。

高額な商品

商品やサービスとして、53万8000円と高額なのは、ネットワークビジネスとしてはあり得ないほど高額です。

高額な商品が全くないとは言いませんが、あまりにもリスクが高いといわざるを得ません。

ネットワークビジネスは本来

「資本を持たない普通の人でも始められるビジネス」

であって、最初に多額の費用を必要とするものは、ネットワークビジネスのあり方から大きくかけ離れています。

多くのネットワークビジネスは登録料が必要でも数千円、登録料が無料のところも数多くあります。

金銭的な負担が多いのは「チャンスの提供」ではなく

「犠牲の提供」

と言わざるを得ません。

成功を強調する

「勝率は8割」
「3~4年続ければ家賃30万円のタワーマンションに住める」

というのは、何ら根拠のない話でありかくじつなことではありません。

このように、あたかも確実に儲かるような話をするのは、明らかに特定商取引法違反となります。

ネットワークビジネスは、初心者でも、資本のない普通の人でも成功できる可能性があります。

ただ、そこはあくまでもビジネスです。

登録してすぐに成果が出るようなものではありません。

すぐに成果が出るようなものは、何らかの「無理」をして成果を出しています。

法律に違反することもその一つです。

今回の事件では、1人を紹介すると6万円がもらえたそうですが、彼らは紹介者を出し続けなければ収入になりません。

だから、決してネガティブな内容、本当のことを言うわけにはいかないのです。

囲い込む

Xさんは、12時間以上も拘束されていました。

だました彼らがネットワークビジネスをしていたとするならば、これも明らかに特定商取引法違反の行為です。

Xさんは、相手から脅迫などをされているわけではありませんが、12時間以上拘束されている時点で、精神的に脅迫されていることと同じになります。

拘束時間が長いことで、Xさんは、正常な判断力を失っていた可能性が高いと思われます。

拘束時間を長くして正常な判断力を奪うのは、過去に新興宗教がしていたのと同じ手法です。

判断力を奪い、考えることができなくなった状態になったところで、教義を刷り込み、教義が絶対であると思い込ませる。

教義を刷り込む代わりに、投資がいかに素晴らしいのかを刷り込む

借金をするほどの価値のあるものだと思い込ませる

非常に卑劣な行為であるといえます。

借金をさせる

お金を借りること自体は悪いことではありません。

将来のために家やマンションを買う
移動のために自動車を買う
etc・・・

計画性を持って、無理のない借り入れをすることは現代生活を営む上で重要です。

しかし、投資のためにお金を借りることは、一番してはならないことの一つです。

本来資金に余裕ができて、万が一失っても大丈夫なお金を投資に使うものです。

お金を借りると「利息」が発生します。

仮に、借りたお金で投資をして利益が出たとしましょう。

どんなに利回りの良い商品であったとしても5~8%が限界です。

これ以上の利回りを謳うものは、何らかのからくりがあり詐欺まがいのものである可能性が高いので気を付けましょう。

一方、一般の人が金融機関でお金を借りるためには、特定の目的と、それに見合った属性が必要です。

ただ、「投資のため」というと、どの金融機関でも借りることは難しいでしょう。

今回の場合は
「海外へ短期留学するため」
と嘘をつかせて、お金を借りるよう仕向けています。

そうすると、消費者金融くらいしかお金を貸してくれません。

すると、利率は18%前後です。

もう、お分かりですよね。

どれだけ投資で利益を出したとしても、借りたお金にかかる金利のほうが上回ってしまいます。

投資をしているはずなのに、借金のほうが増えていく。

本末転倒です。

まとめ

ネットワークビジネスかどうかにかかわらず、借金をさせてまでお金を出させようとすること自体が「異常」です。

投資やビジネスをするのであれば、リスクは最小限に抑えることを考えましょう。

そうでなければ、生活を圧迫し、いずれは破綻することが目に見えています。

健全・堅実に始める

今回の事件では、ネットワークビジネスの手法が悪用されてしまいました。

本当に残念なことです。

お金も時間も人脈のない、普通の人であるあなたでも成功できる大きな可能性を秘めているのがネットワークビジネスです。

ただ、そのためには前提となる条件があります。

最小限の出費

ネットワークビジネスですから、商品を買うことが必要になります。

「愛用者」となるのですから。

ただし、ビジネスをするためにあまりも高額な出費を強いられるなら、再考する必要があるでしょう。

今でも登録するのに何十万円という高額なお金を必要とする会社もあります。

でも、その何十万円をネットワークビジネスからの収入で回収するために、一体どれだけの時間がかかるのでしょうか?

1年・・・3年・・・

そんなに長い間耐えることができますか?

ネットワークビジネスを始める人の多くは、経済的に余裕のない人です。

「お金の心配をしたくない」

だからこそ、普通の人でも成功できるネットワークビジネスに賭けています。

ただ、お金の心配をしたくないはずなのに、ビジネスのために何十万円もお金を出してしまう。

おかしいとは思いませんか?

無理なく始めるためには、最小限の出費であることは最低条件であるといえるでしょう。

健全な会社・グループ

現代では、コンプライアンスが重要なテーマになります。

ネットワークビジネスも例外ではありません。

重要なことを伝えない
嘘の情報を伝える
禁止されていることをする

いずれもビジネスとしては通用しないことです。

しかし、これまで口コミ集客のネットワークビジネスでは事実上黙認されてきました。

黙認されてきたがゆえに、行き過ぎたリクルートが行われ、毎年行政処分を受ける会社が後を絶ちません。

口コミ集客のネットワークビジネスをする多くの会社は、会員の統制・管理を「トップリーダー」と言われる人たちに任せています。

物理的に無理だからです。

トップリーダーは、配下のリーダーに指示することで管理してきました。

ところが、その管理自体が非常に甘いものです。

「いかにして新規を獲得するか」

ということを重要視するあまり、コンプライアンスについてはおざなりになっているのが現実です。

こうした、コンプライアンスを軽視する会社・グループは非常に危険です。

行政処分を受けてしまえば、数ヶ月間活動することができなくなります。

その時間的・経済的な損失は取り戻すことができません。

ですから、コンプライアンスを遵守する健全・堅実な会社・グループであることは非常に重要です。

環境が整っている

環境といっても、様々な意味があります。

まず、リーダーがグループの人に無理をさせないことです。

多くの会社・グループでは、定期購入を必須としたり、グループの活動費をリーダーが請求します。

参加するハードルを上げてしまえば、やる気のある人が集まらなくなってしまいます。

ネットワークビジネスは、成果が出るまである程度の時間が必要です。

そのためには、無理なく継続できる環境が大切になります。

次に、教育です。

多くの口コミ集客ネットワークビジネスでは

「いかにセミナーへ連れてくるか」
「いかにABCにつなげるか」

ばかりを考えているので

「いかに具体的なことを伝えずに済ませるか」
「いかに同意を得るか」

と、コンプライアンスを無視したやり方を教えています。

ネットワークビジネスも「ビジネス」です。

そこに「信頼関係」がなければ成り立ちません。

もちろん、集客のノウハウは重要です。

ただ、参加してくれる会員さん同士の信頼関係がなければ、そのグループはあまりに脆くビジネスも成り立たなくなることは目に見えています。

そうした「人格形成」に貢献する、リーダーとしてふさわしくなるための教育が受けられる環境があることは大変重要なことです。

最後に、「共生」です。

一般社会では、会社の中でも外でも「競争」です。

会社の中では同僚との出世競争
会社の外では他社とのシェア競争

意識するとしないとにかかわらず、競争はついて回ります。

一方、ネットワークビジネスはグループが大きくなってこそ個々の成功がより早く近づきます。

グループを大きくするためには、リーダーだけが頑張っても駄目です。

個々が成長して次のリーダーとなり、ダウンとなる人を導けるようになってはじめて成功が見えてきます。

そのためには、「正しい」努力は必要です。

何もしないで成功することなどあり得ません。

その「正しい努力」を伝えていくことが重要です。

普通の人が成功するために

普通の人であるあなたが成功するために必要なこと。

最小限の負担
健全・堅実
整った環境

これらを満たす会社・グループはそう多くありません。

ネットワークビジネスは、普通の人でも成功できる数少ないビジネスの一つです。

だからこそ、会社・グループ選びは慎重にすることが大切です。

あなたがもし、ネットワークビジネスを考えているなら、誘われているなら、これまでお伝えしてきたことを踏まえて、しっかり検討しましょう。

それが成功への近道になります。

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