「ニュースキン」

「スキン」という名のごとく、化粧品や美容器具などのスキンケア商品をベースに、栄養補助食品なども取り扱う会社です。

有名である一方、報酬プランについては知らないという方が意外と多いのに驚きます。

あなたも誘われたことがあるのはありませんか?

副業初心者でも稼ぎやすい報酬プランになっているのか。

ネットワークビジネス初心者でも短期間で成果の出やすい報酬プランになっているのか。

あなたも知りたいと思っているはずです。

ニュースキンの報酬プランについて詳しく検討することで、成功に近づけるのかを考えていきましょう。

ニュースキンを知る

日本でも知られる存在となったニュースキン。

名前は聞いたことがあるとはいえ、会社の情報をしっかりとおさらいしておきましょう。

会社概要

社名ニュー スキン ジャパン 株式会社
Nu Skin Japan Co., Ltd.
本社所在地東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー23階
開業年月日1993 年4 月23 日
代表取締役社長小林 和則
資本金17億6,000万円
事業内容パーソナルケア製品、栄養補助食品および生活関連製品の製造・輸入・卸売販売と、インターネット関連サービスの提供
所属団体公益社団法人 日本訪問販売協会     日本化粧品工業連合会
訪販化粧品工業協会                日本輸入化粧品協会
公益社団法人 日本広告審査機構     在日米国商工会議所 ほか

(ニュースキンジャパン公式サイトより引用)

ニュースキンの現状

まずは、このグラフをご覧ください。

1993(平成5)年から2016(平成28)年までの売上を示したものです。

最盛期である1998(平成10)年には850億円を超えたものの、2016(平成28)年には300億円を割り込みそうなところまで落ちています。

グラフにもある通り、組織改革を行い、新商品を投入しているにもかかわらず売上は下降の一途を辿っています。

冒頭にも申し上げたとおり、ニュースキンの製品力は決して低いわけではありません。

では、何が原因なのでしょうか?

売上が落ちるということの意味が、一般の企業とは違います。

一般の企業の場合、製品が競争力を失ったから売り上げが落ちます。

デザインが良くない
性能が劣っている
そもそも知られていない

理由は様々ありますが、製品に関することが理由です。

しかし、ネットワークビジネスは違います。

一人で何万円、何十万円と買う会員はごく一部です。

売上の減少は、会員の減少に直結しています。

後でも述べますが、口コミ集客の場合、95%以上のネットワーカーは紹介も出せずにビジネスから退場していきます。

そのスピードが他社より早いからこそ、売り上げの落ち込みが早いと言えます。

その状況を作り出しているのは、ビジネスをしている会員がビジネスを継続できないからです。

そうです。

報酬プランがあまりにも厳しいからです。

それが分かっていたのか、ニュースキンは報酬プランを改訂しました。

ただ、それが本当に会員のためになっているのかは、後程お伝えします。

ビジネスについて

大きな要因の1つとして考えられるのが、マーケティング(報酬)プランです。

ニュースキンが採用していたのは

「ブレイクアウェイ」

でした。

ニュースキンが発行していた報酬プランの説明資料にも明確に

「ブレイクアウェイ」

という名前が使われれていました。

ご存じの方も多いと思いますが、ブレイクアウェイには多くの欠点があります。

ブレイクアウェイの欠点

ブレイクアウェイには多くの欠点があります。

ただし、その全部を説明すると混乱することになりますので、主なところを説明していきます。

還元率の低さ

ネットワークビジネスでは、会員の売上からどのくらい報酬として還元するのか、その割合が決められています。その割合が

「還元率」

です。

近年、50%を超える還元率を設定する企業も多くなった中で、ブレイクアウェイでは

「20~30%」

の還元率が相場になっています。

では、収入を増やすためにはどうすればいいのか。

そうです。

より多くの人を勧誘して会員になってもらう必要があります。

還元率の低さを補うために、ネットワーカーは手当たり次第に勧誘を行い、ネットワークビジネスに興味のない人まで勧誘するようになりました。

それが、現在ネットワークビジネスの「悪評」として、ネットを中心に指摘されている所以です。

何も知らない初心者は、得てしてアップラインの言う通りに勧誘をしてしまいます。

すると、知らないうちに悪評を広めることになってしまいます。

本当に残念なことです。

すべては還元率の低さが基礎にあります。

上位者だけが得をする

ただし、上位のタイトルホルダーになれば話は別です。

上位のタイトルホルダーになれば、別のボーナスが加わり還元率が格段に上がります。

「だったら、頑張って上位のタイトルを取ればいい」

と、あなたは思うかもしれません。

しかし、そこには厳しい現実があります。

ネットワークビジネス専門誌が数年前に、ネットワーカーへアンケートを取りました。

その中には

「今までに紹介できた人の数は?」

というような質問もあったということです。

アンケートに答えたのは、登録したばかりの初心者やその会社のトップリーダーまで含まれています。

結果はどうだったのか。

衝撃的な結果が出ました。

ネットワーカーは平均して

「2.89人」

しか紹介を出せないことが分かりました。

「3人も紹介を出せない」

これは本当に衝撃的なことです。

ただし、この結果は

「口コミ集客」

だからこその結果と言えるでしょう。

タイトル獲得・維持が困難

ネットワークビジネスには「タイトル」というものがあります。

タイトルを得るため、維持するためには条件を満たさないといけません。

この「条件」がブレイクアウェイではかなり厳しいものになります。

ですから、タイトルを維持したい会員はどうするか

「グループの会員にまだ買っていないものを買わせる」

「少額のものを多数買わせる」

という指示を出します。

それでも売り上げが足りなければ、自分でやります。

これはどういうことか?

そうです。

「買い込み」です。

自分で使う量以上の量を買うことになります。

自分では決して使わないものを、ビジネスのために買うことになります。

これが「健全なビジネス」と言えるでしょうか?

 

ここまでは、ブレイクアウェイ一般に言えることをお伝えしてきました。

では、実際にニュースキンの報酬プランではどういうことになるのかをお伝えしていきましょう。

ニュースキンでは、報酬プランのことを「セールス・コンペンセーション・プラン」と呼んでいます。

2018年7月に新しいマーケティング(報酬)プラン「ベロシティ」が導入されました。

ベロシティが、以前のプランと何が違うのかを比較しながら見ていきましょう。

新報酬プラン「ベロシティ」

ニュースキンでは、新旧いずれのプランでも、あるタイトルを取らなければ報酬の対象にはなりません。

旧プランでは
「エグゼクティブ」
ベロシティでは
「ブランド・レプリゼンタティブ」

と呼ばれています。

では、その条件を見てみましょう。

報酬対象となるために

旧プランの条件は次のとおりです。
3ヶ月のうちに次の条件を満たす必要があります。
※1P=120円相当として計算

①自己消費
1ヶ月目→500P=60,000円
2ヶ月目→200P=24,000円
3ヶ月目→200P=24,000円
合計 108,000円

②グループの売上
1ヶ月目→2,000P=240,000円
2ヶ月目→2,000P=240,000円
3ヶ月目→2,500P=300,000円
合計 780,000円

総合計888,000円

では、ベロシティだとどうなるのでしょうか。
ベロシティでは、次の条件を満たす必要があります。

1ヶ月以内に
①4つのシェアリング・ブロックで
2,000P=240,000円の売上

②12のビルディング・ブロックで
6,000P=720,000円の売上

合計960,000円

ここで見知らぬ用語が出てきます。

「シェアリング」「ビルディング」「ブロック」です。説明すると

「シェアリング」→直紹介(1段目)のこと
「ビルディング」→グループ全体のこと
「ブロック」→500Pを1つとしたの売上のこと

「500Pを1つとする」ということは、1人が500P分の商品を買うこともありますし、100P分の商品を買う人5人でもいいわけです。

つまり、①「4つのシェアリング・ブロック」とは

「直紹介で500Pの売上のブロックを4つ作ること」

を言います。

そして、②「12のビルディング・ブロック」とは

「グループ全体で500Pの売上のブロックを12個作ること」

を言います。

比較してみると

旧プランでは、単純に売上額だけが基準でした。

しかも、3ヶ月で達成すればいいので、ひと月ごとの基準は平均化されています。

ただし、これでも、ハードルは極めて高いものでした。

何しろ、自己消費が平均して月33,000円以上、グループ全体の売上も月平均260,000円が必要でしたから。

新報酬プランのベロシティでは、このハードルがさらに上がっています。

まず、「1ヶ月以内」に達成しなければなりません。

期間がいきなり3分の1になったのです。

既存会員の狼狽ぶりが目に浮かびます。

さらに、必要売上金額が

「888,000円→960,000円」

と約1割増えました。

ただでさえ、売上を増やすのが難しいのに、10%も上がっては個人の買い込みだけでは賄いきれない金額です。

そして「ブロック」の存在が曲者です。

500P(約60,000円)のブロックを1人で満たすのが難しいことは、誰の目にも明らかです。

おそらく1つのブロックを作るのに、3~6人は必要になるでしょう。

つまり、ブロックとしての条件を満たすためには

「最大70人前後」

の人を新たに登録させる必要があります。

これがどれほど難しいことなのかは、先程お伝えしたアンケートの結果を見ればお分かりいただけるでしょう。

降格する人多数

ここまで見てきて、ベロシティが導入された時点でタイトルを失った人が多数いたことは、簡単に想像できるでしょう。

そして、「ブランド・レプリゼンタティブ」に返り咲くことができなかった人も多数いたことも、想像できるでしょう。

まして、初心者が同タイトルを獲得するのは「不可能に近い」と言わざるを得ません。

では、なぜ上位タイトルを持つ「トップリーダー」がいるのでしょうか?

シンプルな話です。

彼らは、ニュースキンが初めての会社ではありません。

ニュースキンだけで活動をしていた「叩き上げ」でもありません。

何社も渡り歩いて失敗を繰り返す中で、何とかグループを大きくしてきて、新しい会社の立ち上げ話に乗ることができた。

その結果として、トップリーダーになったのです。

そこを勘違いしてはいけません。

これ以上は無意味

ベロシティでは、別のボーナスも設定されています。

しかし、それらをお伝えすることに意味はありません。

なぜなら、紹介を出せないでネットワークビジネスを辞めてしまう人が95%以上だからです。

報酬の対象となる「ブランド・レプリゼンタティブ」になるための条件が、他のネットワークビジネスと比較してもかなり厳しいものであることをお分かりいただけたことでしょう。

ネットワークビジネス初心者の、普通の人であるあなたが、ニュースキンのビジネスを選ぶべきかどうかは、もう答えが出ているかもしれません。

報酬プランまとめ

プランの変更は、参加者にとって死活問題ともなりえます。

一般の企業と同じですが、給与体系など人事制度を変更するときの目的はただ1つ

「人件費削減」

です。

一見、報酬体系を細分化することで、報酬を得る機会を多くしているように見えます。

しかし、実際のところは、昇格を難しく降格を易しくして、参加者に対する報酬の支払を抑えようとします。

大枠で報酬金額が変わっていないように見えても、細かいところを確認すると報酬が減額されていることが分かるはずです。

企業側がいくら「会員のため」を謳っても、目的は1つなので、そのうち事実が会員に知られるところとなります。

まだ参加したばかりの初心者には分かりにくいですが、特にタイトルホルダーからすれば

「今までの成果を減らされたも同然だ!」

と思う人も少なからずいるでしょう。

度重なるプラン変更で、会社から離反してしまう会員も多くいたことでしょう。

口コミ集客の限界

ニュースキンの報酬プラン「ベロシティ」についてお伝えしてきました。

ただ、ベロシティの良し悪しがあるとしても、大切なのは報酬プランの良し悪しではありません。

口コミ集客のネットワークビジネスでは、興味のない人まで勧誘してしまったことで

「批判」

を集めてしまい

「悪評」

を広めてしまいました。

ネットワークビジネスは、お金もない、時間もない、人脈もない「普通の人」が大きな収入を得るための手段として適したものです。

しかし、あまりにも「ビジネス」の側面が強調されてしまい、本来の

「愛用者」

という部分が忘れ去られるようになり、無理やりな勧誘活動が黙認されてきてしまいました。

その結果、行政処分を受ける会社が後を絶ちません。

本当に残念なことです。

時代はネット時代です。

クリック一つで多くのことができる時代になりました。

ネットワークビジネスも、ネットを利用しなければ生き残るのが難しい時代になりました。

ただ、日本で展開しているネットワークビジネスの会社で、ネット集客を認めている会社はごくわずかです。

こう申し上げると

「SNSだってネット集客でしょ?やってますよ!」

という方がいらっしゃいますが、SNSは本当の意味での「ネット集客」ではありません。

本当の意味でのネット集客を知らなければ、何も始まりません。

ニュースキンに向く人は?

「私はニュースキンの製品が好きだ!」

というのであれば、ニュースキンに参加されてもいいでしょう。

ただし

「私がニュースキンの屋台骨を支えるんだ!」

という不退転の決意で参加しようとする人が増えない限り、業績を回復するのは極めて困難であると言えます。

とはいえ、度重なる報酬プランの変更で大きな収入を得ることが難しくなっています。

どんなに製品が好きだと言っても、ビジネスとしてみた場合、収入を得ることができなければ継続することは難しいでしょう。

そのところを考えてみる必要があるかもしれません。