「世界で何十カ国も展開しています。」
「上場もしている会社ですよ」
「立ち上げたばかりなので、チャンスですよ」

まだネットワークビジネスというものを知り始めた頃、こんな風に誘われたことはありませんか?
会う人会う人、言うことがまちまちなので

「いったいどれが本当のことなんだろう?」

と判断するのに困ってしまったことがあるはずです。

どのネットワーカーも、自分のダウンになって欲しいばかりに、つい話を大きくしてしまうのもわかります。

しかし、客観的に見ると、その会社がどのような時期にあるかによって、ネットワークビジネス初心者であるあなたが参加すべきか否かが分かります。

「時期」がある

どの会社でも

「黎明期」「成長期」「安定期」「衰退期」

があります。

もちろん、衰退期にある会社へは、誰もが参加したくありません。
かといって、衰退していなければ良いとばかりに、有名なネットワークビジネス企業に参加するのも得策とは言えません。

なぜなら、会社の規模とその会社の安定性とは決してイコールではないからです。
その点も含めて、残りの3つについてご説明していきます。

黎明期

ネットワークビジネスの会社を立ち上げたばかりの時は、商品やサービスのラインナップも多くありません。

当然、自社の「強み」を強調することは難しくなります。
他社との「差別化」を図ることができないのです。

また、マーケティングプランを含めて、会員に対するなどがあっても、いつの間にか変わっていることも珍しくありません。

「最初に聞いていたマーケティングプランとは違う!」
「もらえるはずだったあの特典はいつ消えたんだ!?」

という不満が次第に会員の間にくすぶり始めます。

会員に対する教育制度が整っていれば、ネットワークビジネス初心者も会社に対する不満を感じることが少ないかもしれません。

しかし、黎明期にあるネットワークビジネス企業に、教育態勢が整っていることは稀なことです。

むしろ、立ち上げのために引き抜いてきた他社からのトップリーダーに、教育に関しては依存しているのが実態です。

会社としての育成方針がないので、トップリーダーのやり方を黙認します。
程のいい「放置」です。

ですから、参加することになったグループによって

「このグループでは毎月1万5000円は定期購入してもらいます。」
「ミーティングには、参加費として毎回1000円支払ってもらいます。」

というように、さらなる出費を強いられることがあります。
こんな状況に、ネットワークビジネス初心者はついていくことができません。

当然、アップラインの言う通りにリクルートしようとしても、上手くいかないので、短期間でネットワークビジネスを辞めてしまいます。

成長期

成長期にある時、会社自体は儲かるので、海外進出するなど規模を大きくしていきます。
ただ、それはあくまでも会社として見た場合の話です。

ネットワークビジネス初心者としての視点で見ると、風景は一変します。
会社が大きくなっていることは、同時に、数多くあるグループの中にも「優劣」ができることを意味します。

「組織が大きくなっていくグループ」

は全体の一部にしか過ぎず、多くは

「一向に大きくならないグループ」

のままです。

あなたが運よく「組織が大きくなっていくグループ」の一員となれれば、それなりの教育を受け、自分のグループを持てる可能性も出てきます。

しかし、それはほんの一握りです。
大抵は「一向に大きくならないグループ」の一員になってしまい、ろくな教育も受けられず、諦めてネットワークビジネスを辞めてしまいます。

一方、会社は、成長に伴い利益が多くなるため、今度はその利益をどうしたら確保できるかを考えます。

そのために行われるのが

「マーケティングプランの変更」

です。

一般の会社でもそうですが、人事制度が変更されるのは社員のためではなく会社のためです。
端的に言えば「人件費の削減」です。

一見、会員のためのマーケティングプラン変更のように思えます。
ところが、細部をよく見て検討してみると、もらえる報酬の額が少なくなっていることが分かります。

このように、成長期にある会社は

「会員であるあなたのため」

と謳っておきながら、実際のところ、待遇を悪くしていることが多くあります。

安定期

では、「安定期」ということはどういうことか。

安定期にある会社は、マーケティングプランを滅多に変更しません。
変更するとしても、細部の変更にとどめ、根本から変えるような変更はしません。

それよりも、会員がネットワークビジネスを展開しやすくなる環境を整えます。

各種手続がネットで完結できる
在庫を持たずに小売ができる
インターネットを条件付きながらも利用できる

など、会員が活動しやすくなる環境を、具体的に整えていきます。

「規模が大きければ『安定期』って言えるんじゃないんですか?」

と質問されることがあります。

確かに、規模が大きいことは企業が安定するための大きな要因の一つであるとは言えます。
ただ、規模が大きいことは、安定期にあることを必ずしも保証しません。

ネットワークビジネスに限らず、日本の大企業であっても、明日には倒産や民事再生となってしまう可能性もある時代です。

ここで言う「安定期」とは

「会社が会員のために環境を整え、改善していること」

を指すものであることを覚えておいてください。

初心者だからこそ

「その会社がどの時期にあるかわからない」

あなたはそう思うかもしれません。
そう思うのも当然です。

ただ、ある程度見極めることができなければ、初心者であるあなたがネットワークビジネスで成功することが難しくなってしまいます。

ですから、ここで見分け方もお伝えします。
是非、参考にしてみてください。

選ぶなら「安定期」

あなたが初心者なら、迷わず「安定期」の会社を選びましょう。

それはなぜか。

初心者ですから、何も分かりません。
どうしたらリクルートできるのか。
どうしたら興味のある人と知り合えるのか。

経験もないところからのスタートです。
わからなくて当然です。

そんなあなたが、黎明期や成長期の会社に参加してしまったら、どうなると思いますか?

会社やグループの方針が変わるたびに振り回されてしまい、自分のすべきことに集中できなくなります。

「ビジネスに興味を持ってもらいましょう」
「製品の素晴らしさを伝えましょう」
「伝えることが仕事です」

と、つい昨日までアップは言っていました。
会社もそういう方針でした。

しかし、今日になって突然

「何が何でもセミナーへ連れてきて!」
「会社名はできるだけ伏せなさい!」
「高額な製品へ誘導しなさい!」

と言うようになってしまった。

会員であるあなたでさえ戸惑うのです。
一般の人なら尚更驚くことでしょう。

突然方針が変わったからといって、それまでのやり方を変えることはとても難しいことです。

今までリクルートなんてできなかったのに、さらに難しくなってしまうでしょう。

一方、安定期にある会社はどうか。

報酬プランの変更もよほどのことがない限り行われません。
会社の方針も根本的に変わる可能性は小さいものです。

数多くのグループがあるので、方針は微妙に異なります。
ただ、長年続いていることもあり、教育体制も一定程度は整っていることが多いのも事実です。

ですから、初心者でも、それなりにネットワークビジネスの基礎を学ぶことができます。
リクルートできるかどうかは別として。

仮に、会社を移ったとしても、基礎を学んでいればスタートを早く切ることができるようになります。

だから、成功に一歩近づけるのです。

歴史と実績

「安定している」

それは、会社としての歴史と実績を持っているということです。

創業3年で売上TOP3にランクインした会社A。
創業から30年、売上TOP100に入り続けている会社B。

あなたならどちらを選びますか?

一見するとAの方が勢いがあり、素晴らしく思えるかもしれません。
TOP3に入ることはすごいですから。

しかし、Aは、今年の実績は素晴らしくても、まだ創業して3年しか経っておらず、経営的に安定しているとは言えません。

翌年には、ランキング上位にも入らない可能性が高いと思われます。

また、たった3年でTOP3です。
まだ多くはない会員に、どれだけの製品を買わせたのでしょうか。
会員に無理をさせたら、その反動が必ず何らかの形で表れます。

「会員の大量退会」
「突然の行政処分」

他にもマイナス要素が表れる可能性はあります。

では、次の場合はどうでしょうか。

国内で200箇所の拠点を持っている会社C。
海外50ヶ国で展開している会社D。

あなたならどちらを選びますか?

「国内で200箇所」

一見すごいと思われるかもしれません。

ですが、その拠点の多くは
「会員の自宅を拠点として計算しているだけ」
という場合が多いのです。

会社が、自前で支店を作るなどして作った「拠点」ではないので、いつ無くなってしまうかわからないのが現実です。

一方、海外で拠点を持つためには、その国の法律に合わせて拠点を整備しなければなりません。
当然、会員個人ではできないことです。

ですから、会社が自前で拠点を持たなければなりません。

維持するための経費もかかります。
その国の事情に合わせた体制を整えることも必要です。

海外で展開するということは、その会社に「本当の実力・体力」がなければできないことだということを理解しましょう。

大切なのは環境

人は環境に大きく左右される生き物です。

中には、断固とした決意で這い上がれる人もいます。

ただ、そんな人は何万人、何十万人に一人です。

ほとんどの人は、環境に負けて挫折してしまいます。

有名な経営者やスポーツ選手の中には

「劣悪な環境の中から這い上がった」

という人もいます。

でも、彼らにも

「支援者」

という這い上がれる「環境」がありました。

ただ、そうした環境に恵まれる場合は多くありません。

劣悪な環境は、劣悪なままです。

ネットワークビジネスは

「人間関係」

がすべてを決めると行っても過言ではありません。

一般のビジネスであれば、嫌いな上司・同僚がいても、いつかは別の部署で働くことになります。

人事異動があるからです。

しかし、ネットワークビジネスに人事異動はありません。

仮に、同じグループに嫌いな人がいたら、どちらかが登録している会社を退会する、あるいはグループを変えるかしなければ、同じグループのままです。

これでは、他のメンバーさんにいい影響を与えるわけがありません。

ネットワークビジネスは

「人と人とのつながり」

で販売網を拡大していくビジネスです。

「収入が大きくなる=人が増える」

ということです。

ですから、人間関係を良好に保つことができる人でなければ難しいビジネスであると言えます。

だからこそ、グループの雰囲気という

「環境」

を整えることが非常に重要になるのです。

まとめ

「今がネットワークビジネスを始めるタイミングです」

と多くのネットワーカーが言います。

しかし、何が本当の意味での

「タイミング」

なのかを説明できる人はごくわずかでしかありません。

会社にもぞれぞれ「時季」があります。

あなたがネットワークビジネス初心者であるならば、なおさら参加しようと考えている会社の「時季」を見計らわなければなりません。

目の前にいるネットワーカーの営業トークに乗ってしまってはいけません。

あなた自身の目で、参加すべき会社を見極めましょう。